ヒトメボ

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掃除や洗濯、お弁当の作り置きなどの日常的な家事は、すでに身体に染み付いているので忘れずこなせますが、なかにはつい忘れてしまうイレギュラーな家事も。重要度は高めなのに気を抜くと何故か忘れてしまう家事をヒトメボ読者に聞いてみました。

炊飯器のご飯の小分け冷凍

「炊飯器に、かつては炊きたてだった白飯が残ったまま5~6時間なんてザラです。『後でやろう』と思っているうちに忘れてしまう家事の代表格が、ご飯の小分け冷凍です」(兵庫・33歳女性)

忘れやすいのももちろんですが、小分けるだけで終了かと思いきや、その後に親の仇の如くジャーから離れようとしない米粒たちを洗い流すという、もはや筋トレ並の労力が必要とされる任務も待っているのがこの家事のつらいところです。

テレビ番組の予約

「『世界ふれあい街歩き』、来週はハワイ編だから絶対に予約しようと思っていたのに、すっかり忘れていました。家族に頼まれた番組予約は忘れないのに、自分が観たいものは後回しになってしまうんです」(長野・40歳女性)

レギュラー放送の番組ほど、忘れてしまうものです。ドラマなども大体3話目ぐらいから録画を忘れてしまうんですよね。再放送があるからと油断をしていると、その再放送も録画し忘れていることもあるのではないでしょうか。

洋服のシミ抜き

「手が空いたときにやろうと思っていつも忘れるのが、洋服のシミ抜きです。大抵の汚れはウタマロとかでなんとかなるんですが、何回も忘れて長時間放置すると、さすがに素人ではどうにもならなくなるんですよね……。トマトソースのついた服を横目に、何故早くシミ抜きしなかったのかと後悔中です」(滋賀・29歳女性)

時間が経てば経つほど消えない過去の遺産となっていくのに、つい忘れてしまうのがシミ抜きですよね。これ以上我が家がトマトソースのシミ歴史記念館にならないためにも、なにより忘れるわけにはいかない家事なのですが……。

子どもの爪切り

「子どもが小さいので、寝ている間にしか爪を切れないのに、子どもが寝た瞬間、『寝たー!イェーイ!』と小躍りして、やりたかったことを片っ端からやってしまって、爪を切るのを毎日忘れてしまいます。子どもが起きた瞬間に、毎回『あっ!』と思い出しています……」(福岡・34歳女性)

スヤスヤ安らかに眠る子にそろりそろりと擦り寄り、神経を研ぎ澄ましながら無言でパチンパチンと子どもの爪を切り、また静かに去っていく、『爪切り特攻隊』の出番です。後々、二の腕に食い込む我が子の爪に顔をしかめないためにも、小躍りしている場合じゃないかもしれません。

みりんを買う

「無いと困りますが、最悪無くても何とかなってしまうのが、みりんです。『明日は買わなきゃ!』と前日までは覚えているのに、次の日スーパーに行くと、もう忘れちゃっています。それなのに、薄口しょうゆは家に常に2本以上あったりするんですよね」(東京・26歳女性)

その他の調味料の買い物ならあまり忘れることもないのに、みりんになった途端に何故か忘れてしまうんですよね。みりんを買いに行ったはずなのに、結局は牛乳と納豆だけ買って帰ってきてしまった主婦の皆さんおよび家族の皆さん、みりん、本日はお忘れなく。

これを読みながらも思い出した用事、あるのではないでしょうか。あっ! と思い出した時の悲しさ、切なさ、情けなさは、何とも言えない感情ですよね。それでも次の瞬間には、やらなければいけないことでまた頭の中はいっぱいになり、「忘れていたことすら忘れている」のが人体の不思議。家事に励む皆さん、本日もお疲れ様です。

(永井さあこ)
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