ヒトメボ

恋愛・結婚・人間関係コンサルタント/コラムニスト

木村隆志

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読了時間:約4分

 社会人になると、学生時代に比べて出会いの数が激減。毎日会社と家との往復で、恋愛対象となる新しい異性にめぐり合うのって意外と難しいですよね。そんな中、一緒に仕事をすることになった取引先に、「ちょっといいかも」と思う異性が現れたら…!?

 このチャンス、ぜひとも仲良くなってプライベートの連絡先も知れたら嬉しいけれど、実際はどう接近していけばいいのかわからない! ただの仕事相手から親しき仲になるには、どうすればいいのでしょう?

「本来であれば、ビジネスの世界で異性とプライベートな連絡先を交換するのはマナー違反。同じ職場の同僚ならアリでも、会社外の人にいきなり携帯アドレスを聞くのはタブーです。ここはじっくり時間をかけてビジネスメールで距離を縮めていき、相手との壁がなくなったところで、私信を交わす仲になれるようアプローチしていきましょう」

 と、お話ししてくれたのは恋愛コンサルタントの木村隆志さん。ビジネスメールも上手に使えば恋の応援ツールになりそうだけれど、具体的にはどんなメールを心がければいいの?

「つい定型文になりがちなビジネスメールですが、恋愛対象として意識してもらうには『その他大勢と差をつけること』が大事。『お世話になっております』という決まり文句もたしかに必要ではありますが、それだけで終わるのではなく、気の利いた一言を添えると印象がグンとアップします。例えば、『ありがとうございました』に対して『こちらこそ本当にありがとうございました』と返してみたり、『お疲れ様です』を言うにしても、その日が金曜日なら『一週間お仕事、お疲れ様でした』に変えてみたり…。相手に対するねぎらいの言葉やいたわりの一言をプラスするだけで、社交辞令を述べる大勢の中から一歩抜きん出る存在になれますよ」(恋愛コンサルタント・木村隆志さん)

 たしかに、メールの文面から人柄のよさが伝わってきます! さらに、文中に相手への好意をほんの少し織り交ぜるのもいいアピールになるそう。

「例えば、仕事上で何かを教えてもらったら、お礼の言葉に加え『○○さんのおかげです。さすがですね』とメールで伝えてみて下さい。特に男性は、褒められたり頼りにされたりするのが大好き。相手の名前を呼んだ上で立てる言葉を意識的にプラスしましょう。また、共同で進めていた仕事が完了したときなどに『また一緒にお仕事できたら嬉しいです』などと伝えるのも◎。一緒に物事を成し遂げた達成感や喜びを共有でき、『社外にも自分のよき理解者がいるんだ! 』と思わせることができます。

ちなみにこうした文章は、メールの最初か最後の一文に入れるのがコツ。ビジネスメールでは、あくまでもメインの話題は仕事の内容です。本題はしっかり伝えつつ、サラリと読める最初か最後の文章で個性や気遣いを見せましょう」(同)

 では、ビジネスメールで着実に距離を縮めたところで、いよいよ肝心のミッションへ。プライベートの連絡先を聞き出す、大人の作法を伝授して下さい!

「これは唐突に聞くのではなく、アドレス交換の必然性を感じさせる言葉選びをするのがポイント。例えば、『社外で打ち合わせをしたいので』とか『次回はランチミーティングにしましょう』というシチュエーションになれば、携帯電話の連絡先を交換するのも不自然ではありません。その際『念のため、お教えしておきますね』と自分の方から連絡先を渡しておけば、相手の心理的負担も軽くなります。

もしくは、携帯アドレスではなくSNSのアカウントを聞いてみるのも手。携帯アドレスを教えるよりハードルが低く、趣味嗜好も分かるので共通の話題が見つけやすいというメリットもあります。また、メールのようにすぐに返信しなくてもいいので余計な手間を与えなくて済みます」(同)

 相手がSNSを利用している人だったら、こっちから攻めてみるのもいいかも。いずれにしても、仕事仲間である以上、スマートな対応で連絡先を交換したいところですね! まずは、一工夫あるビジネスメールを習慣づけてみては?

(池田香織/verb)
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ライター

池田香織

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