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2015.08.27
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2015.08.27
街ですれ違った瞬間、フワっと漂う香りにドキッ! 正直、見た目はタイプではなくても、いい香りがする異性にはつい好感を持ってしまうことってありませんか?フレグランスアドバイザーで、日本フレグランス協会講師のMAHOさんにお話を伺いました。
「人の五感の中でも嗅覚は唯一、知覚する前に情動回路という感情を生成する部分へ直行します。そのため、香りを嗅ぐと瞬間的に、いい香りであれば心地よくなり、いやな香りであれば不快な気分になるのです。さらに、情動回路は記憶とも深く関連しているため、いい香りがする人に対しては好意的な感情を持ち続ける傾向が強いです」(MAHOさん)
たとえば、昔の恋人がつけていた香水を嗅いだときに、きゅんとした気持ちになるのも、香りと恋人の記憶が結びついているからだとか。また、香水はTPOで使い分けることで、一層効果を高められるそう。
「オフィスや学校では、グリーンやハーブのような甘さを抑えた香りがオススメです。デート時やオフの日に香りをチェンジすると、周囲に対してだけでなく、自分への良い気分転換にもなりますよ。日中のデートには花や果実の香りでスパークリング感のあるはじけた明るい香りを。夜のデートなら少し甘めでドラマティックな展開をイメージさせるものを選んでみては。女性ならバニラ、男性ならスパイスなどが効いたものです」(同)
メリハリが出ますしギャップにもドキッとしてしまいそうですね! ところで、いい香りといえば、シャンプーや石けんの匂いが好きな人も多いですが…。
「シャンプーや石けんの香りは、控えめで、お風呂あがりのような清潔感を連想させることから、男女問わず好まれる傾向がありますし、誰もが幼いころから親しみがある香りは安心感も与えます。さらに、髪やうなじから漂う香りはセックスアピールに繋がるともいえます。香水をシャンプーの残り香のような印象にしたいときは、ウエストの両サイドや膝の裏などの下半身部分にスプレーするといいですよ」(同)
つけ方次第でシャンプーや石けんと同じような印象も残せるみたいです(髪につけるわけではないのですね…)。ちなみに、女性に人気の高いローズ系は、エレガントでクラシカルな印象。ジャスミン系は女性的でエキゾチックな印象。シトラス系はフレッシュでアクティブな印象を与え、特に日本人が好む傾向にあるそう。
いずれにしても、「自分の個性に似合うことが前提」(MAHOさん)とのこと。いままで香水をなんとなく使っていたという人は、自分のキャラや気になる人の好みをリサーチして、より香りを使いこなしてみてはいかがでしょうか?
(冨手公嘉/verb)初出 2011/4/18
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