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彼女を守る51の方法

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 3月11日。東北地方太平洋沖地震の発生から5年が経ちました。まだ記憶に新しいこの出来事を通して、改めて人生や人との絆を考えた方は多いのでは?

 5年前に登場した「震災婚」という言葉が象徴するように、震災をきっかけに恋愛観や結婚観には微妙な変化が起き始め、大手の婚活サイトでは結婚相手に求める条件として男性は「家事力」を、女性は「頼りがい」を挙げる人が増えたそう。こうした恋愛観の変化について、読者の声を聞いてみました。

「地震直後には電話がつながらず、明け方頃に彼から何十通もメールが届いた。回線が混雑していてメールを受信できずに、時間が経ってからまとめて送られてきた様子。普段はレスもろくにくれない彼ですが、心配してくれてたんだな~とそのメールに感動。大切にされていることを実感しました」(23歳・女性)

「毎日のように起こる余震が怖くてしばらく彼の家で寝泊まりしていました。その安心感から『ずっと一緒にいたい』と強く思うようになり、3ヶ月前から結婚を前提に同棲を始めました」(26歳・女性)

「元カノの実家が東北地方だったので心配になり、1年ぶりに連絡した。それをきっかけに連絡を取るようになって、もう一度付き合うことになった。『いつまた震災が起きるかわからない』と思うようになってから、以前よりつまらないケンカが減った」(30歳・男性)

「震災当日、安否を心配して家族や恋人に連絡をする職場のみんなを見て、不謹慎かもしれないけど正直うらやましいと思った。彼ナシ独身の私は心配する相手もされる相手もいなくて、とても孤独感に襲われた。それ以降、前向きに婚活を始めました」(30歳・女性)

「テレビの報道に過剰に影響を受けて、スーパーを何軒もはしごして水や食料を買い漁る彼女を見て気持ちが冷めてしまった…」(32歳・男性)

「不倫していましたが、彼が真っ先に心配する相手は私じゃないことを痛感し、関係にピリオドを打つ決心がつきました」(31歳・女性)

 こうした声からも、男女ともにパートナーに頼りたい、または、そういったパートナーに傍に居て欲しいと思う気持ちがより強くなっているように見受けられます。実際、1995年に起こった阪神・淡路大震災での救出・救助も、家族や友人・隣人など“身近な人”によるものが60%以上と最も多い割合を占めていて、自力による脱出35%、自衛隊や救助隊による救助2%と続くそうです。

 もし、都市で大地震が起きたら、家族と離れて1人暮らしする若者にとっていちばん身近な存在は彼氏だったり彼女だったりしないでしょうか? たとえ今は恋人じゃなかったとしても、その時、大切な人を助けられるのは自分かもしれないし、助けてくれるのはあの人かもしれません。

 震災を通して、あなたの恋愛観はどう変わりましたか?

(坂井あやの/verb)
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ライター

坂井あやの

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