ヒトメボ

恋愛言語専門家

東野まどか

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読了時間:約5分

 彼氏に対して『ちょっと違うんだけどな…』と思っていても、なかなか指摘しづらいことってありますよね。言葉の使い方を間違っていたり、ちょっとした常識がなかったり…。これって黙ってたほうがいいの?

「男性はプライドの高い生き物なので、直接的に指摘されるのを嫌います。でも、自分以外の誰かが間違いを指摘してしまったら、彼氏はとても恥ずかしい思いをすることになります。そうなると、『私が言ってあげればよかった』と後悔するかもしれません。彼氏の間違いを正したいと思ったら早めに対処した方がいいですよ」とは、カウンセリングが専門の恋愛言語専門家、東野まどかさん。

 そこで、『指摘しづらいことを彼氏に上手に伝える方法』をシチュエーション別でご紹介します!

さりげなく正しい情報に触れさせる

*こんなときに*

 アーティストの名前を何度も間違えて呼んでいる彼氏。最近お気に入りのアーティストみたいだから、余計に指摘しづらくて…。

「そのアーティスト名が正しく使われている雑誌などを彼の目につきやすい場所に置いたり、アーティストが出ているテレビ番組を一緒に見たりして、彼氏の意識をそこに向けましょう。『自分の力で間違いに気づくことができた』と思わせることが大切なので、彼女は間違いに気づいてないフリをして、本人が自分の力で気づける環境を作ってあげてください」(同)

 これならお互い気まずい思いをせずに済みそうです。気づいてもらえるまで、何度も根気よく続けることが大切とのこと!

 また、このような単純な勘違いの他にも、彼氏がこちらの好みや望んでいることを勘違いしていて、歯がゆい思いをすることも。そんなケースの場合は…?

常に正しい情報をインプットしてズレを修正

*こんなときに*

 彼氏と好きなブランドが同じでよく一緒に買い物に行くんだけど、たくさんある服の中で彼氏が選ぶのは、「なんでそれ?」というものばかり。センスのない彼氏をどうにかしたい…。

「この場合は、『その服かっこいいね! あ、でもこっちもすごく似合いそうだよ』と、彼のセンスは否定せずに別のものを勧めましょう。男性は女性の細かい気持ちの変化を汲み取ることが苦手です。気を遣って中途半端な感想を言うよりも、彼氏にもっと似合うものを提案してあげたほうがいいですよ」(同)

 彼氏がくれるプレゼントが「いつも自分の好みに合わない…」という時も、今までもらったものを否定せずに「私、最近こういうのが好きなんだ」と、常日頃から自分の好みを彼氏に伝えるようにするのが大切だそう。次からは、それが彼氏のプレゼントを選ぶ時の基準になるのだとか。

自分も同じことをしてみる

*こんなときに*

 携帯依存症の彼氏。デートの時もずっと触っていて、私はそのたびに気分が悪くなっているということを彼に気づいてほしい…。

「彼氏に対して『やめてほしい』と思っていることがある時は、それと同じことを自分が実際にやってみてください。この場合、彼氏と2人でいる時に自分も同じように携帯を触ってみましょう。そこで、『仕事のメールだから急いで返信しなきゃ。せっかく2人でいるのにごめんね』と謝ってください。こうすることで、彼氏に『2人でいる時に携帯ばかり触るのは失礼』と認識させます。身をもって体験してもらうことで、自分と彼女の考え方の違いに気づかせることができるんです」(同)

 たしかに、自分がやられて悪いクセに気づくケースはありそうです! 彼氏の「時間にルーズなところを直したい」という場合も、わざと自分が待ち合わせに遅れてきて、「本当にごめんなさい!! こんなこと二度としないから」などと大げさに謝れば、時間を守ることの重要性を彼がわかってくれるかも。

他人を意識させる

*こんなときに*

 付き合った当初からデート代はいつも割り勘。彼氏は『彼女もそれがいいはず』と思っているみたいだけど、たまには彼氏に払って欲しい…。

「この場合は、『他の人がどうしているのか』を彼に意識させる場を作りましょう。彼氏と自分、第三者で話す機会を作り、その第三者から『恋人と食事する時は、彼氏がお金を全部払う』といった話を聞き出します。日本では周囲と足並みを揃えることが美徳とされるので『みんなと一緒』であれば行動を起こす可能性が高くなるんです。ただ、『Aさんの彼氏はこんなことしてくれるんだって』と彼女の口から言うのはNG。彼氏は『他人と比べられた』と感じて落ち込んでしまうかもしれませんよ」(同)

 ほかにも、自分が『こうしてほしい』と思っているシーンがあるドラマを一緒に見るのもアリ。社会的な影響力のある芸能人がそうする場面を見れば、「これが男としてカッコいいんだ」と行動を変えてくれるかも。その際、彼が憧れている芸能人が出演している作品であれば◎。

 やっぱり時間がかかったとしても、自然に気づいてもらうことが大切なんですね。これを機に勇気が出なかった女性も言えなかったことを伝えてみましょう!

(岩本彩佳/short cut)
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ライター

岩本彩佳

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