相手に負担をかけないのが最大の魅力！ 手書きメモで他の女子と差をつける方法

　男女間のメッセージのやりとりはメールやSNSなどで行うのが主流ですが、忘れてはいけないのが「手書きメモ」ではないでしょうか。今の時代だからこそ、あえて渡せば真心も伝わるはずです。でも、効果的な書き方って、意外と知らないかも…？

『心に残る人になる たった1つの工夫「ありがとう」の手書き習慣』（イースト・プレス）の著者で、手書きのメッセージを推奨するコミュニケーションスタイリストの吉戸三貴さんに、好印象になる手書きメモの書き方を教えていただきました。

「相手に負担をかけず自分らしく思いを伝えられる、というのが手書きの最大の魅力だと思っています。メール、LINE、SNSだと、相手に『早く返信しなくては』と感じさせてしまいますが、手書きなら、シンプルに用件や気持ちだけを伝えることが可能です。リアクションを求めるのではなく、さりげなく好意を伝えることを大切にしましょう」（吉戸さん）

　確かに、相手に負担に思われてしまっては意味がありませんよね。

「感謝を伝えるなど日頃のコミュニケーションとして活用するのがおすすめ。手書きメモは、気になる彼との距離を縮めるのにとても有効です。他の女性たちよりも、彼の印象に残るかもしれません」（同）

　なるほど。ではさっそく、手書きメモのコツを教えてください！

相手の名前を入れると親近感アップ

「最初に相手の名前を入れると、呼びかけているような親近感が生まれます。『鈴木くん、○○のプロジェクトではありがとう！』のように書きます。また、平仮名を多めにするとより柔らかい印象になるので、女性らしい魅力を伝えることもできます」（同）

本当に伝えたいことは文末に

「手書きは印象が強い分、いきなり思いを打ち明けたり食事に誘ったりすると、驚かれてしまう可能性もあります。本文ではお礼など別の用件を書きつつ、本題は文末でさりげなく伝えるのがポイントです。『P.S. 今度、打ち上げにご飯でもどうかな？』など、“ついで感”を出すと書きやすいですよ」（同）

出張帰りの彼に「おかえり」の一言を

「たとえば、相手が出張から疲れて帰ってきたとき、仕事の書類の山の中に、手書きのメモがあったら心が和みませんか？　不在中にデスクに書類を置くなら『おかえりなさい。急がないので、時間のあるときにチェックお願いします』などのメモを付けましょう。出張明けは忙しいもの。山積みの書類の中にこんなメッセージを見つけたら、キュンとしてもらえるかもしれません」（同）

差し入れに、さりげなく添える

「忙しい男性なら、コーヒーやお菓子などのちょっとした差し入れに、付せんなどで一言添えるのも良いと思います。仕事の合間に返信を求めてしまうメールよりも相手の負担が少ないので、好意を受け入れてもらいやすくなります」（同）

温かみのある色がおすすめ

「色はパッと目に入るので、全体の印象に関わる大切なポイント。オフホワイトなど、優しさや柔らかさを感じさせる色合いを選びましょう。常に同じ色やデザインを使うと『あ、彼女からだ』と覚えてもらいやすくなります」（同）

ほどよい厚みのある紙を使う

「薄すぎる紙を使うと、裏うつりしたり、内容が軽く感じられたりするので注意しましょう。受け取った時の感触も考えて、ある程度、厚みがあるものを選んでください。ノベルティや会社の備品を使うのも避けた方が良いですね」（同）

　好意を持っている相手にメッセージを送るとなると、ついつい思いを込めすぎてしまいがちですが、もらった相手のことを考えると「さらっと、重過ぎない」ことが大切なんですね。

「恋も仕事も人間関係。手書きメモの習慣が身に付くと、色々なことがうまくいくようになると思います。私自身、『ありがとう』を書いて伝えることで、さまざまな出会いや機会に恵まれてきました。手書きのコミュニケーションは種まきのようなもの。コツコツと続けていると、やがて芽が出て花が咲きます。彼の心の中で、あなたへの思いが花開いたら素敵ですね」（同）

　手書きメモでコツコツ好印象を積み重ねて、他の女子と差を付けましょう！

(田中結/プレスラボ)

初出 2014/5/18