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2015.10.08
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仕事でもプライベートでも、誰かに何かを『伝える』場面って多いですよね。でも、思うように言いたいことが伝わらず悩むことも…。
「そんなときに役に立つのが『プレゼン力』です。『プレゼン力』と聞くと、ビジネスでの本格的なプレゼンテーションを思い浮かべる人が多いと思いますが、日常生活でも活用できるんですよ」とは、プレゼン・コンシェルジュの天野暢子さん。
そこで、上手なプレゼンのためのテクニックをご紹介!
「プレゼンでは、相手のことをよくリサーチすることが大切です。例えば、取引先に新商品をアピールしたい場合、『相手は、その商品をどういう用途で使いたいと思っているのか』によって伝え方が変わってきますよね。さらに、相手の年齢層や知識の量、『普段どんな仕事をしている人か』といったことも調べておいたほうが良いですね。
その上で『今、求められていること』を見極めましょう。また、同じ社内においても、上司や同僚を日頃からよく観察して、『どんなことで機嫌がよくなるのか』『何に対して怒るタイプなのか』などを知っておけば、円滑な人間関係が築きやすくなると思いますよ」(同)
「一度に人が覚えられる情報は『3つ』です。テレビや雑誌などで『三大〇〇』などと紹介されることが多いのも、そのためなんですよ。1回のプレゼンで伝えたいポイントは、できるだけ3つに絞りましょう。また、パワーポイントなどの資料を箇条書きで見せる場合も、1つのスライドに入れるのは3つが望ましいですね」(同)
では、実際にプレゼンするときはどんなことに気を付けたらいいんですか?
「実は、プレゼンをする際に目的を言わずに始めてしまう人が意外に多いんです。それでは、相手は『今から何の話をするんだろう…』と聞く態勢になりません。プレゼンの冒頭では必ず、『本日は〇〇という商品の販路を2倍に拡大するための戦略についてお話しします』というように目的を簡潔に述べましょう。また、『~~について10分間お話させていただきます』と、プレゼンにかかる時間を最初に伝えておくことも大切ですよ」(同)
「人前で話すとなると、多くの人が緊張して早口になったり、『えー』『あのー』などを多用しがちです。プレゼンではゆっくり話すことはもちろん、『えー』『あのー』といったつなぎの言葉を挟む代わりに、あえて黙って人を見るなど『間』を使うと良いですね。そうすれば、相手に落ち着いた印象を与えることができますよ」(同)
「例えば10分間のプレゼンの場合、ずっと集中して話を聞き続けるのは難しいもの。そのため、一方的に話し続けるのではなく、途中で『~~したことがある方は手を挙げてください』など、聞き手に簡単な質問を投げかけるようにしましょう。そうすることで、聞き手の興味を引き付け、飽きずに話を聞いてもらえるようになります」(同)
「ビジネス場面だけでなく、日常生活でもこれらのテクニックを意識して話をすると、話の内容が相手に伝わりやすくなるんですよ」と天野さん。
「良いプレゼンを行うには、相手への『気遣い』がとても大切なんです。事前によく『リサーチ』して、相手の気持ちや状況を考えながら伝えたいことを伝えるのがプレゼンですからね。もしかすると、恋愛で意中の相手に気持ちを伝えるときと似ているかもしれませんね」(同)
なるほど、プレゼンは恋愛にも通じるものがあるんだ。これからはプレゼン力を磨いて『伝えられる自分』を目指します!
(岡本温子/short cut)初出 2014/5/1
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