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2015.08.09
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2015.08.09
『ドラえもん』において、家がお金持ちであることを何かと自慢しているスネ夫。漫画のなかではどこか憎めない愛嬌のようなものがありますが、この現実世界にも、そんなスネ夫のような自慢をしてくる人がいるようです。いったい、どんな自慢が飛び出したのでしょうか? ヒトメボ読者に聞いてみました。
~小学校で出会ったスネ夫~
まずは、スネ夫的幼児性が発揮されやすい小学生の頃の思い出から
「都心の公立小学校に通っていた頃。昔から地元に住んでいる人以外のほとんどの児童はアパートやマンション住まいだった。そんな中、『うちは今度家を建てるんだ!』と自慢しまくっていた級友。周りは、小学生でよくわかっていなかったため、また勢いに釣り込まれたこともあって『すげー!』『家建てるんだ!』と、完全に超お金持ちの人に対する尊敬の眼差しを注いでいた」(東京・32歳男性)
「家を建てる」という漠然とした情報でヒーローになれてしまうところが、小学生らしくて微笑ましいですね。きっと自宅ではご両親が「家を建てる!」と喜びまくった結果、その子どもも「どうやら家を建てるってのはすごいことらしい」と認識するに至ったのでしょう。スネ夫的とはいえ、純粋に喜んでいるのが伺えます。
「仲の良かった子に、『うちは軽井沢に別荘があるから遊びにおいでよ』と言われたことがある」(神奈川・35歳男性)
軽井沢に別荘……とてもバブリーな響きです。とはいえ、誘われただけなのでそこまでイラッとしないというか、むしろ誘ってくれるなんて良い友達という印象。
「クラスメイトの冬休みの作文。毎年必ず、『今年のお正月もハワイに行ってきました。毎年、私の家族はお正月をハワイで過ごすのです』という一文が入っていた」(東京・25歳女性)
こちらはバブリーというより芸能人っぽいですね。作文は、自慢をおおやけに発表できるこの上ないチャンスです。
~大人になってから出会ったスネ夫~
続いて、大人になってもスネ夫臭が残っている人たち
「いいなと思っている女の子を『映画観にいこう』と誘うと、『映画館はほとんど行かない』と言うので、『映画とかあんまり観ないんだ?』『観るんだけど、私うちにホームシアターあるから行く気になれないんだよね~』と。住んでる世界が違うと思った」(東京・27歳男性)
スネ夫的自慢のにおいも漂いますが、ひょっとすると体のよい断り文句だった可能性も……。いや、それは彼のためにも言わないでおきましょう。
「教習所内の路上教習にて。同乗した男の子が運転が下手で、エンストしまくるしコース内の縁石に乗り上げまくる。やがてボソッと『国産はな……』と呟いた。私も運転が下手だったのでボロボロになりながら教習が終了。下手くその仲間意識から、その男の子に『難しいですね』と話しかけると、『うちはずっとベンツだから、やっぱり国産は肌に合わない』と言い訳し始めた」(神奈川・25歳女性)
本家スネ夫の車ももちろん左ハンドル。金持ちのプライドは右ハンドルでは操縦できないものなのかもしれません。
「実家に帰ったときは必ず、1パック5000円のすき焼き用高級和牛の画像をSNSにアップする友人。1度だけならわかるけど、2度、3度となって、そのたびに値段もさりげなく書いているので『あ、自慢なんだ』と気付いた」(千葉・24歳女性)
SNSも作文と近いところがあって、さりげなく自慢ができるツールなのかもしれません。それが続くと、共通の知人たちから「あの人、ちょっと……ねえ」と言われ出すことうけ合いです。
「実家のことではないけれど、お金持ちの元カレ自慢をする友達がいた。友達同士で話していて、誰かが『彼と旅行した』と言うとすかさず『私の元カレはビジネスクラス以上しか乗らない人で~』。誰かが『誕生日に○○で食事した』と言うと、『あそこね~、私ももちろん行ったけど、まあまあだよね~』とか。イラッとするけれど、彼女が振られたことをみんな知ってるので、なんとも言えない気持ちに」(東京・25歳女性)
今カレならまだしも……。自慢をしながら悲しくならないのでしょうか。ちょっと心配です。
スネ夫的な自慢をされると、ちょっとムカつくかもしれませんが、いってみればムカつくだけで実害はありません。周りにスネ夫がいるならぜひジャイアン的ポジションを勝ち取って、いろいろとおいしい恩恵にあずかりたいところですね!
(藤井弘美+プレスラボ)
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