ヒトメボ

心理学者

富田隆

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 おしゃべりしていたらどんどん話が弾んであっという間に時間が過ぎてしまった…この人といると本当に話が尽きない! やっぱり話が盛り上がる人といるのは楽しいし、「また会いたい!」って思うものですよね。そして、こんな気になる話題も発見。

 米テキサス大学のジェームズ・ペネベーカーなどによる研究チームは、4分ごとに違う相手と会話する「スピードデート」に参加した大学生約80人を対象に調査を実施。すると、文法的に使うだけで言葉としてはほとんど意味を持たない「機能語」(例えば、「~っぽい」「~っけ?」という部分)の使い方など、会話のスタイルが似ているカップルは、またデートをしたいと望む確率が、そうではないカップルに比べ約4倍も高かったそう。

 つまり、自分と似たような語り口の相手とはデート成功の可能性が高い、ということが分かったんです! これってどんな心理作用が働いているのでしょうか? 心理学者の富田隆さんに分析してもらいました。

「似たような口調、例えばタメ語にはタメ語で返すとか、そういった話し方をすると確かに親しみやすくなります。あとは会話の内容に共通点があること。共通の趣味やライフスタイルがあると、それだけでも話は弾みます」

 これらは「類似性」といって、話が盛り上がるための大切なポイントのひとつなんだとか。でも、これはひとつの手掛かりというだけで、実際は話し方よりももっと重要なことがあるのだそう! 富田さん、一体それは?

「話し方よりもっと大事なのは、聴き方です。聴き上手な人というのは、実はとってもモテるんです。カウンセラーや心療内科の先生は、人の話を聴くのがとても上手。ここだけの話、カウンセラーの先生達は患者さんに恋心を抱かれてしまう事も多いため、恋愛関係に発展しないよう気をつけなさい、と言われているんですよ。いかに聴き上手がモテるかわかるでしょう?」

 富田さんいわく、聴き上手な人が得意なのは“会話のキャッチボール”。ポンポンといいタイミングで相づちを打ったり、聴く時の表情の変化が見て取れたり、さらに話が発展するような質問を投げかけたりするのが上手なんだとか。

「こうした反応の良さにつられて、相手はますます喋りたくなるんです。話すということは、ある種“プレゼント”と一緒。接近行動や求愛行動ともいえますから、この回数が増えると知らず知らずのうちに話を聴いてくれる相手を好きになっている、ということはよくありますね。こうした楽しい会話をした相手とは、『また会いたい、デートしたい!』という感情に繋がるというわけです。話し方や内容に共通点があるに越した事はないけれど、それよりも重要なのは“傾聴力”で、これが二人の会話に弾みを持たせるポイントなんですよ」

 なるほど…聴き上手って最強ですね。先生!私、明日からでも聴き上手なモテ子になりたいんですけど…なれますか?(必死)

「誰でも意識して相づちを打ったり、ときには前のめりになって聴く姿勢を見せたりというように、トレーニングさえすれば聴き上手になれますよ! ただし、いつも特定の人の中にいてはダメ。異質な人とも話す機会を設けて、場数を踏んで下さい」

 わかりました、先生! さっそくがんばってみます。聴き上手目指して、筆者のモテ子修行は始まったばかりです!

(池田香織/verb)
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ライター

池田香織

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