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2015.11.21
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2015.11.21
髪を切りにいって大失敗! 「しばらくこの髪型で過ごさなければならないのか…」と思うと、気分も沈んでしまいますよね。そこで、ヘアサロンでやりがちなオーダーミスとその対処法について、都内のサロンに勤める美容師歴12年のHIDEさんに聞いてみました!
「『きもち短く』、『きもち長く』といった表現は、人によって感覚が違うので伝わりづらいもの。かといって『○cm切って』と具体的に言っていただいても、定規できちんと測るわけにもいかないので、これもお勧めできません。カットする長さは『肩から指3本分下くらい』、『顎のライン』など、体のパーツを使って目で確認できる表現で示すと伝わりやすいですよ」(HIDEさん)
「美容師が放置時間や塗り方をミスすると、失敗してしまうことがあります。ただ、最近まで黒染めや縮毛矯正していたりすると、新しく生えた部分(根元)と色が異なってしまうことがあり、それが原因となることも。ほとんどの美容師は、カウンセリング時の確認や、髪の状態でわかるものですが、間違いのないよう事前に伝えるとよいでしょう」(同)
「切り抜きのモデルの髪質や顔型がお客様と違うときは、それを伝えつつ、モデルのヘアスタイルに近づけようと施術します。『イメージと違う』となってしまうのは、切り抜きは前髪長めなのに本人の前髪は短いといったケースや、『こんなショートにしたいんだけど、ここまで短くしたくない』というようなアバウトなオーダーのときに多い傾向が…。
特に、パーマをかけたり、ロングからショートにするなど大幅にヘアチェンジをするときは、お客様のイメージに近いスタイルを何パターンか用意していただけると美容師側もイメージを掴みやすいです」(同)
「それは肌の色になじみにくいカラーであることに違和感があるのかもしれません。美容師は基本的にお客様のオーダーを優先しますが、髪質やヘアスタイルだけでなく、肌色に合わせたヘアカラーをお勧めすることもあります。
例えば、色白な人は若干赤みの入ったレッドブラウンなどのダークトーンが◎。白さが際立ち、肌色が明るく見えます。色黒な人は、マットやアッシュ系のナチュラルブラウン寄りの色を選ぶと肌色となじみやすいです」(同)
なるほど。オーダーの仕方を工夫すれば、もっと仕上がりに期待できそう。ついでに、ヘアサロンでの気まずいシーンの対処法も教えてもらいました。
「話しかけられてもそっけなく対応する。それでも気づかないKYな美容師の場合は、『ちょっと疲れてるんで』とか、一言伝えてください。言いづらいときは、雑誌をもらって読みふける。それでもさらに話しかけてくるなら、『この部分、ちょっと真剣に読みたいんで…』と言えば、角が立たないと思います。お客様にそこまで言わせるのは、よっぽど鈍感な美容師かと思いますが…(苦笑)」(同)
「正直に言いましょう」(同)
「大抵のサロンは可能です。ただし、サロンによって3日、1週間以内などお直し期間を設けていることもあるのでご確認を。その場で言いづらいときは、家に帰ってから電話で伝えてもOK。同じ担当者に頼みたくないときは、別のスタイリストが担当することも可能なので、相談してください。自分も客としてほかのサロンに行くときは、カットが気に入らなくて直してもらうことがあります」(同)
…ちなみに、
「仕上げで鏡を見せたときに微妙な顔したときや、途中までノリノリだったのに帰りにテンション低かったりしたときは気に入ってないのが分かります」(同)
バレてたんですね…。HIDEさんいわく、「痛い、痒い、仕上がりが違うなど、『なんか違う』と感じたときは伝えていただけるほうが、ありがたい」そう。
髪型は洋服やメイクと同じくらい印象を左右するものだけに、できるだけ失敗は避けて気に入ったヘアスタイルを楽しみたいですね。
(坂井あやの/verb)初出 2013/7/11
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