「宝くじ当たったらどうする？」の回答に隠された心理とは？

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2015.11.25

カウンセラー

清水おりえ

　「宝くじ当たったらどうする？」　あまりに聞き慣れた質問ですが、よく考えたらこれって、正直に答えると露骨に内面をさらしてしまうような気が…

「その通りです。宝くじが当たって手に入るのは巨額のお金。そのお金をどう使いたいと考えるかで、普段の生活の中や恋愛するときの行動パターンも読めてしまうのです」と、心理カウンセラーの清水おりえ先生。そこで、6パターンのお金の使い方から、性格や恋愛傾向を読み解いていただきました！

「大金が手に入っても冷静さを失わず、貯金をしようと考える人は計画性があり堅実な性格の持ち主。性格も生真面目で、本人が冗談として言っていることも、キャラと違いすぎてウケないなんてこともしばしばあるでしょう。また、恋愛に適する相手と、結婚に適する相手をとても冷静に判断している部分もあります。たとえ見た目が華やかな恋人でも、ワガママだったり贅沢な人柄だと判断すると、結婚の意思はすぐにしぼんでしまいます。このタイプの異性と結婚すると、お金に困ったりすることなく着実な人生を歩めるでしょう」（清水さん・以下同）

「投資してみたいと回答する人は頭の中でシミュレーションをしていて、元々投資に興味を持っている人。そして『投資をする』ということは多少のリスクを冒してでも、チャンスを掴もうとする意思があることの現れ。性格も夢追い人型で、目標に向かって一生懸命努力するタイプです。ただ、計画性はあまりなく、突発的な言動をするタイプでもあります。恋愛では、夢に向かって頑張る姿を応援してくれたり、一緒になって一喜一憂してくれる人を好きになります。また、情熱的でロマンティックな言葉を言ったりするのも好きなタイプ。場合によっては、安易に『結婚しよう』なんて言葉も出てきます。しかし、恋人にとってはそうした言葉を鵜呑みにすると肩透かしを食らうので、注意が必要かもしれません」

「大金が手に入ったら、欲しいものを買いたいと思う人は『自分のやりたいこと』と『できること』のバランスを取ることが上手な人です。ですから、自分の生活を損なってまで、欲しいものややりたいことを選ばない堅実なタイプと言えるでしょう。仕事も、『給料日になったら○○を買おう！』など、欲しいものを目標に頑張ります。このように、自分の気持ちを上手にコントロールできるので、恋愛でも恋人との距離を保つのが上手で比較的安定しています。派手な遊びはしませんが、節約のためにデートを必要以上にケチったりしないため、一緒に過ごすパートナーとしては最高だと言えますね」

「大金が入ったら『豪遊したい』と考える人は、日常に刺激を求めるタイプで、ひとつの言動がエネルギッシュで勢いがあります。ですから、喜怒哀楽も激しく、そのあまり周囲を振り回してしまうこともあります。また一方で、現実的に自分を抑えていたり、ストレスが多く、抑圧された感情を持ち合わせている人であるかもしれません。その鬱積した感情を爆発させたいという気持ちから、こういった回答をする可能性があります。そして好き嫌いが激しいことも特徴の1つです。異性を好きになった場合は、尽くしますが、どこか『してあげている』感があります。ですから、自分の言動を持ち上げてくれるような従順な人との相性がいいでしょう。結婚後は男性の場合『亭主関白』に、女性なら『かかあ天下』になりがちですね」

「『自分で使う』より先に『他人との共有』を考える人は、今の自分があるのは、『○○さんのお陰』といった博愛精神を持っていて、周囲の近しい人との関係をとても重んじる人です。その上、自分より先に他人を想像する義理がたい人柄のため、相手からも同じように大切にされます。ただ、自分の理想や信念などにこだわりがあるので、そこを曲げるのが難しい頑固な一面も持ち合わせています。それは『他人を優先している自分』が結局のところ一番大切で、そこを譲りたくないから。恋愛でも真っすぐで一途なところが恋人を魅了しますが、ときに厳格で自分の価値観を重んじ過ぎるので、パートナーに息苦しさを感じさせてしまうことがあるかもしれません」

「大金が入ったら『旅行したい』と考える人は好奇心旺盛で自分の趣味やしたいことのプランを常に持っている人。そのため、旅行を行く際の計画を練る段階も楽しめる前向きな部分があります。そんな一面を見て、周囲の人が『一緒にいて楽しい』と感じていることが多いでしょう。恋愛でも、そうした友達や仲間の延長で付き合いに発展することが多いですね。恋人に対してもべたべたと依存するのではなく、友人同士のような、依存しすぎない関係性を望みます。また、開放的で自分の自由に動きたいという気持ちも強いため、行動を束縛されると急に不機嫌になってしまう一面もあります。ただ、怒ってもそこまで引きずらないので、『扱いやすい』タイプだと言えますね」

　なるほど。今後、うかつに答えてよいものか迷うところですね。とはいえ、毎年恒例の質問。さっそく気になる人に聞いてみてくださいね。もちろん、正直に答えるとは限りませんが…。

初出 2013/4/10

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性別

女性男性

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ライター

冨手公嘉

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