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2016.01.27
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2016.01.27
初デートのランチやディナーで、男性がセッティングしたお店に行くことは多いですよね。そのとき、どんなお店を選んだのかで、その男性の性格や心理が分かるようです。心理カウンセラーの大谷常緑さんにお話を伺いました。
「男性にとって初めてのデートで行くお店は、女性から評価を受ける場所。それゆえ、お店選びは、自分に好印象を持ってもらうためのプレゼンテーションという意味をもっています。どうすれば、相手に対する思いが伝わるかな、自分の価値をアピールできるかなということを意識しているんですね」(大谷さん・以下同)
プレゼンですし、男性は相手の女性が求めているものを重視してお店を選ぶことが多いと思うのですが、どうしてそこから男性の心理や性格が読み解けるのでしょうか?
「そうですね。しかしながら、私たちは、自分のフィルターを通して相手のことを見ています。例えば、誕生日を一緒に過ごすときに、『夜景のきれいなレストランで食事』がいいと思う人は、相手もそれがいいだろうと考えがちです。でも本当は、相手はプレゼントをもらうほうが嬉しいのかもしれません。特に初めてのデートなど、相手に関する情報が十分にない状態で推定して動く場合には、自分がこうありたいと思う2人の関係性のイメージが反映されることが多いのです。
以上をふまえると、初デートでのお店選びからは、その男性の深層心理や、相手の女性とどのような関係性を望んでいるのかが見えてきます」
それではさっそく、具体的に診断していただきましょう。
「自分が自信をもっておいしいと思っているお店に案内して、女性を喜ばせようとする彼は、『俺についてこい、俺が守ってやる』という自信家タイプ。このタイプの男性は、自分の力強さをアピールする反面、孤独を感じやすく、心が許せる相手には、弱い自分を見せて甘えることでバランスを取ろうとします。それゆえ彼女には、わがままを言っても許してくれる関係、自分のことを理解してくれる関係を求めます」
「相手のことを理解する姿勢を見せて、相手が好む料理や場所を選ぼうとする彼。このタイプの男性は、同じように自分のことも理解してほしいという思いを抱いています。自分が理解してほしいからこそ、相手のことも理解しようとしているんですね。お互いがお互いを理解して、共に歩んでいく関係が彼の理想。力強さを感じないかもしれませんが、それはその男性流の優しさなのです」
「ステータスでお店を選ぶ彼は、女性が本当に何を望んでいるのかに、少々鈍感なタイプ。自分の感性に自信がないため、何かで補償しなければならないと感じています。その表れのひとつとして、ステータスを重視しているのです。その結果、相手が喜んでくれると自己承認ができて安心します。でもそれは、自分自身を見ていることになるので、相手の感情には疎くなりがち。ちょっと独りよがりな部分があるかもしれません。彼女には、母親との関係に似た、相手が自分を認めてくれる関係を望みます」
「口コミサイトでいい点数だったり、テレビや雑誌で紹介された人気のお店を選ぶ彼は、計画的でそつのないタイプ。世間の評判を利用して、失敗を避けるような選択を重視します。『こうあるべき』とか『こうでなければならない』というこだわりも少ないので、気さくで融通性がある人が多いですね。彼女にも、肩ひじ張らない友達のような関係を望みます」
「予算を重視する彼は、完璧主義で融通性に欠けるタイプ。お金以外の事柄についても、その人の決まりごとがあり、それに従って動く傾向があります。『こうあるべきだ』という観念(価値観)がそれらの決まりごとを支配しているので、価値観が異なる相手とは、どうしても衝突が多くなります。そして、そのことを経験上感じているため、彼女には、同じ価値観を共有できる関係を求めます」
「『海が見える』『夜景が見える』などロケーションのいいお店を選ぶ彼は、感性豊かな感覚重視派。ロマンチックな面も持っています。論理よりも感性やそのときの感情に左右されやすい女性特有のココロを理解できる人も多いですね。一方、縛られることがあまり好きではないため、彼女とは、お互いの自由を尊重し合えるような関係を望みます」
お店選びひとつにも、男性の様々な心理が反映されているんですね。皆さんの初デートはどうでしたか? 参考にしてみてくださいね。
(せんち/クレッシェント)初出 2013/6/7
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