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2016.02.20
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2016.02.20
まったくその気はなかったのに、ひょんなことで交際が始まることもあれば、どんなに相手のことが気になっていても、何かがひっかかったせいで発展せずに終わってしまい、それで後悔することもあります。ヒトメボ読者に「もう一歩を踏み出せなくて終わってしまった恋」について聞いてみました。
「クラブで出会った男が、積極的にアプローチしてきた。LINEはガンガン来るし、毎日会いたがるし。うれしくて私も付き合いたかったけど、相手はかなりのイケメンで、どうしても嘘っぽかった。遊ばれる気がした。それで、結局はブロックしてしまった」(東京・22歳女性)
イケメンだったという要素だけでなく、出会った場所がクラブというのも、彼女の疑いを強くさせたのかもしれません。真実は分かりませんが。
「彼氏持ちでありながら、自分のことを『好きになった』といってきた年下の女の子。かなりかわいいのだけど、好きになった理由は『◯◯さんはおもしろいから』の一点張り。どうもその理由がフワッとしていて、一時の遊び相手を探しているようにしか思えず…。結局付き合わなかった」(兵庫・28歳男性)
好きになってくれた理由にこだわるなんて、まるで女性のようですが、気持ちはわかります。かわいい子が迫ってくると、裏があるようにしか思えないんですよね。
「婚活パーティで知り合った男性。彼は上場企業の社員で、かなり有望なエリートらしい。一方の私は大学を出たばかりでアルバイト生活のフリーター。後日、彼は高級レストランでの食事に誘ってきたけど、あまりの身分の違いに恐縮。返信せずに終わってしまった」(東京・23歳女性)
筆者の個人的な意見を言わせてもらえれば、非常にもったいない! 会うだけ会ってみればいいのに! すごいチャンスなのですから! とはいえ、そう簡単な話ではないんですよね。
「大学時代、飲み会の帰りに同じサークルの綺麗な子と一緒になった。タクシーに乗ると車中でもたれかかってきたり、『部屋まで送って』といわれたり…。完全にOKサインが出ていたけど、その子は同じサークルの友人の元カノ。自分は彼女にアタックしたかったが、どうしてもこの問題が引っかかり…。タクシーを降りておとなしく別れた。今もこの日のことをよく思い出します」(山梨・30歳男性)
10年近く経っても思い出すなんてよほど苦渋の決断だったでしょうね。一歩を踏み出せなかった後悔は、ずっと心に残り続けるようです。
「大学時代から仲の良かった男友達。社会人になってもよく会っていて、次第に好きになっていった。だけど、あまりに友達として仲が良かったため、この関係を壊すのが怖かった。また、その男友達が恋愛対象として自分を見ている気がしなかった。それで、必死に彼をあきらめた」(静岡・31歳女性)
長く続いた友人関係から恋愛関係に切り替えるのは難しいですよね。「必死に彼をあきらめた」という言葉が、その大変さを物語っています。
「大学に入学した春、サークルで知り合った3年生の女性に一目惚れ。とはいえ、この時期の2歳差は大きく、しかも相手は大人っぽくて、“憧れの存在”で終わっていた。しかし1ヶ月後、その人は1年生と付き合いだし…。あの時のショックと、自分への怒りは忘れられない」(神奈川・24歳男性)
ほんの一学年違うだけでも気後れしてしまう学生時代。「俺は何を悩んでいたんだ!」と絶望しないように、とりあえずチャレンジしてみることが大切かも……。
「会うたびにエッチをして、体の関係になった職場の先輩。私はその人が好きだったけど、当時はフラれるのが怖くて、どうしても『こんな関係はイヤ』といえなかった。もしそれを言っていれば、きちんと付き合えたかもしれないし、たとえダメでも気持ちの整理はついたはず。今になってそう思う」(東京・30歳女性)
たとえ望まない関係でも繋がっておきたくて無理してしまう。その先輩とは体の関係もなくなってしまったのでしょうか。それとも、いつしか気持ちが冷めてしまったのでしょうか。
「高校を卒業する間際に、ある女子を好きになった。ただ、自分は無事に大学入学したけど、彼女は一年浪人。しかも、それまでほとんどその子と喋ったこともなく、かつ県外の大学に進んだ自分は、彼女とメールで仲良くなっていくしかなかった。とはいえ、彼女は浪人生。邪魔したらまずいと思い、いつも『メール送らないほうがいいかな』と迷いながら連絡。徐々にメールは途絶えた。どうせ連絡するなら、あんなビクビクやるべきではなかった」(長野・29歳男性)
相手の邪魔をして嫌われたくないからこそ、連絡が滞ってしまった。ただ、嫌われることもなかったけれど好かれることもなく……。それが後悔として残るんですよね。うーん、難しい。
よく「やって失敗した後悔より、やらなかった後悔のほうが大きい」と言います。今の関係を壊したくなくて、あるいはその先に進む勇気がなくて、もう一歩を踏み出せなかった人たちの理由はさまざまですが、それが後々まで大きな悔いを残していることも伝わってきます。あれこれと思い悩んでしまうのは仕方のないことですが、どうせ後悔するのなら一歩踏み出したことを後悔したいものですね。
(有井太郎+プレスラボ)初出 2015/2/15
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