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2012.12.04
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2012.12.04
男性とイタリアンを食べに行ったときのこと。「パスタの本場イタリアでは、『ナポリタン』というメニューはないんだよ。あれは日本人が考案したもので…」と意外な歴史を語り出したので、「すごーい、知らなかった!」と反応しました。すると気を良くしたのか、「そもそもイタリアにはケチャップもなければタバスコを使う習慣もない」だの、「本場ではスプーンは使わない」だの…次から次へと知識を披露しはじめ、食事中のほとんどをうんちく話で埋め尽くされるハメに…。
最初は感心するけれど、うんちくが延々と続くと、正直言って面倒。そう感じている女性はきっと多いはず。できる限りその場の雰囲気を壊すことなく、話題を変えたり、相手を黙らせる方法はないのでしょうか? ということで、当コラムではこんな男性のことを仮に「ナポリタン男」と命名し対策を考えたいと思います! 対人関係やコミュニケーション問題に詳しいアンディ中村さんに、ナポリタン男の攻略法を考えていただきました。
「ナポリタン男の生態は、そもそも女性に注目されたいだけ。褒めちぎると調子に乗り、余計にうんちくを披露してくるので注意が必要です。同時に、彼らに言ってはならないNGワードがあります。一つは、サラっと聞き流そうとしたのに、逆に相手の気分を良くさせてしまうワード。
(例)『詳しいね』『えっ、そうなの!?』『(本当は知っていたけれど)知らなかったー!』
もう一つは、ナポリタン男に疎外感を与えて、怒らせてしまうパターン。
(例)『あ、それ、昨日テレビで見たよ』『それ(誰でも)知ってるよ』『だから何?』
さらに、ナポリタン男を黙らせようとしても、効き目のない攻撃が存在します。
(例)『うんちく返し』→さらにうんちくを上乗せしてきます。
『無視する』→『あれ? 聞こえなかった?』と何度も繰り返してきます。
このような攻撃では、ナポリタン男のうんちくは止まりません」(アンディ中村さん)
しまった…。とりあえず相づちを打ったつもりが、実はうんちくの起爆剤になっていたんですね。では、ナポリタン男の注意事項を学んだ上での、具体的な対処法とは!?
「ナポリタン男を黙らせ、気づかれないように話題を変えるのに有効なのが、『バレーボール会話法』です。レシーブ・トス・アタックの3段階で、ナポリタン男を撃退しましょう!」(同)
「まずはレシーブ。ナポリタン男の話を、軽く受け流しましょう。方法は簡単。『はぁー、ふーん、へぇー、ほぉー』と相づちを打つだけです。ポイントは、興味がなさそうな雰囲気を強調する『は行』で相づちを打つこと。しかも、ナポリタン男と目を合わせない事が条件です。とりあえず聞いているけれど興味はないということを、さりげなく態度で伝えましょう」(同)
「興味のなさをアピールしたけれど、空気を読まず、ナポリタン男が引き続きうんちくを言ってくるケースがあります。そうしたら、トスのステップです。相づちを打ちながら、突然『そうそう! 聞きたいことがあったんだ』と、関係ない質問を挙げて話題をチェンジしましょう。もしくは、『イタリアっていえばこの間のサッカーさ…』と、関連するキーワードから別の話題にさりげなくシフトするのも手です」(同)
「トスで話題を切り替えたのに、それでもうんちくを披露してきた場合、とどめのアタックです。アタック=話を『強制終了』させる秘技。これは少々荒技ですが、コップに入った水をこぼしてその場をリセットしましょう(ただし、お酒やジュースは片付けが大変になるので、あくまで水で)。また、電話がかかってきたフリをして一旦席を立ったり、トイレに行くのも有効。戻ってきたときには何事もなかったかのように別の話題を振りまけば、うんちく話は確実に終了です。強烈なアタックを打ち込んで、相手から完全にサーブ権を奪ってしまいましょう」(同)
ナポリタン男の反応を見つつ、3段階で対策を練るというわけですね。アタックまでされたら、相手もさすがにこちらの気持ちに気付いてくれるかも…!? ただし、こんな注意点も。
「ナポリタン男が披露するうんちくの多くは、テレビやネットで仕入れただけの情報のため、どうしても薄っぺらに聞こえてしまいます。しかし、そのうんちくが男性自らが調べたことだったり、その人自身の経験に基づく話なら、大して興味がない内容だとしてもぜひじっくり聞いてあげてください。きっと、あなたの『女の株が上がる』ことでしょう」(同)
バレーボール会話法を使う相手か否かは、しっかり見極める必要もありそうですね。もしどうしてもナポリタン男の攻撃に困ったときは、勇気を出して実践してみては!?
(池田香織/verb)
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