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2016.03.18
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2016.03.18
合コンの2次会などで行く、初対面の異性グループとのカラオケ。ここで盛り上がるかどうかは、その後の成否にも大きく関わってきますよね。それには、歌唱力や選曲はもちろんのこと、その曲をいつ歌うかなんかも関係してきそう。恋愛カウンセラーの根本裕幸さんにお話を伺いました。
「カラオケは密室空間ですから、お互いの心理的な距離がとても縮まり、親近感を持ちやすい空間です。だから、ここで好印象を与えると恋も一気に発展しますし、仲間意識も強くなります。しかし、その一方で、狭い空間ゆえ、隠れた素顔・本性が表れやすい場でもあるので要注意。もっとも大切なことは、初対面同士のシチュエーションではカラオケを全力で楽しむことを目的としないこと。気に入った異性と打ち解けるための、橋渡しだと捉えましょう」(根本さん)
良い面も悪い面もすぐに伝わってしまうんですね。初めて顔を合わせた男女ならあんまりダラダラ長居していると危ないかも。利用時間はどのくらいが目安になりますか?
「間をつなぐのが大変なので、2時間がベスト。もし男性側が遅い時間に3時間などに設定すると、『終電を逃さすためだ』と警戒される可能性があります。ですから、2時間に設定して場が盛り上がれば延長というほうがベターでしょう」(同)
そこで、この2時間内における心理の変化をもとに根本先生にカラオケのタイムマネジメントを提案していただきました!
「まずは場の空気を温めることを目的に曲を選びましょう。ポイントは以下の3つ。
1.今流行していること
2参加したメンバー全員が知っていること
3.アップテンポで盛り上がれること
序盤から、自己満足全開の80年代、90年代などの懐メロや、お気に入りの曲などの冒険はせずにトレンドを押さえた選曲にしましょう。また、気にいった異性がいても、個人で話しかけると前のめりな印象になるので、まずは場の空気を第一に考えて行動しましょう」(同)
「無理に全体を一致団結する空気を作るより、ゆるく楽しめる空間を意識したほうがいいでしょう。いわゆる自分の十八番はこのタイミングで歌うのがベスト。懐メロもこのタイミングからならOK。ラブソングもアップテンポで元気がでる曲なら◎。気になる異性には、この時間帯で話しかけ始めましょう。その人が歌っている曲やアーティストに関連したことで、『上手だね! ○○(アーティスト名)、私も好きだよ』などと言えば会話もスムーズに運べますよ」(同)
「少し息を抜きたいと感じる時間帯なので、ここで変化球を入れましょう。例えば、Mr.Childrenやaikoなど誰もが知るメジャーなアーティストの隠れた名曲や、洋楽の有名曲、映画のサントラ曲など、『そうきたか!』と思わせる渋めの選曲を。後でその人のキャラとして深く相手の印象に残せます。ここでは、自分以外にその曲のチョイスに共感してくれる人がいることが大切。なので、開始30分〜1時間くらいの段階で、自分の趣味やキャラを示す布石を出しておくことが重要ですね」(同)
「この時間帯になると、みんなの音楽の趣味も分かってくる頃。そこで、リクエスト大会のように、『Perfume歌える人ー?』とか『サザン歌える人いる?』など今まで歌ってきたジャンルから得意そうな曲を予測して異性にリクエストしましょう。またアプローチしたい相手に『そのアーティストが好きならあの曲が聞きたい!』とリクエストをするのもよし。『自分の歌をちゃんと聞いてくれていたんだ!』という気持ちや、『自分の歌が評価されている』と思わせられるので、好印象を持ってもらいやすいです。そうした会話は2人の距離を縮めるのに役立つでしょう」(同)
「参加した全員が楽しかった気分でカラオケを終えられるように、肩を組んで盛り上がれるような誰もが口ずさめる定番中の定番ソングを入れましょう。場が盛り上がっているようなら、ここで延長を提案すればOK!」(同)
この通りに運べばたしかに盛り上がりそう! ところで、仲のいい友人とでは必ず盛り上がるいつもの定番曲などはどのあたりで披露すれば?
「やってはいけないNG行為は、同性の友達同士で盛り上がる内輪ノリと、しっとり系のバラードを歌って自己陶酔すること。これは異性側の印象を一気に悪くしてしまいます。カラオケは『橋渡しの場』という認識を忘れなければ、自己陶酔も、場を盛り上げようとして空回りをしてしまうことも減ってくるでしょう」(同)
カラオケを的確にタイムマネジメントできる者が恋愛を制す! …は言い過ぎかもしれませんが、場の空気を読んだ選曲を意識することで、きっと今まで以上に楽しめますよね。
(冨手公嘉/verb)初出 2012/6/1
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