ヒトメボ

自分磨きプロデューサー

井垣利英

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読了時間:約3分

 一人前の大人ならある程度のテーブルマナーは押さえてあるもの。でも、身近なものは「なんとなく」食べていませんか? ふだんはいいとしてデートのときなど「もしかしてこの食べ方ダメ?」なんて困ってしまうことも。6~9月にかけておいしい「とうもろこし」もそのひとつ。BBQやお祭りの屋台で食べる機会も多いですよね。そこで、マナーコーチの井垣利英さん監修のもと、今回は「とうもろこし」の食べ方をご紹介します。

さっそくですが、次のうち正しい食べ方はどれ?

A:一粒ずつ手でもぎとる

B:そのままかぶりつく

C:ナイフで削ぎ取りスプーンで食べる

正解はB

「人前でとうもろこしを食べるとき、キレイに見せようとするあまり一粒ずつ手でもいだりすることもあるかと思いますが、これは手も汚れるし、第一、美味しくないでしょ? むしろ、とうもろこしは一本そのまま茹でたり焼いたりして、かぶりついて食べるのが美味しい食べもの。両手で持ち、そのまま口へ運んでもまったくマナー違反ではないので安心してくださいね」(井垣さん)

 手に持ってそのままかじるのはなんとなく下品なんじゃないかと心配していたのですが…ちまちまつまむより、美味しく感じられる食べ方をするのが一番ということですね!

 しかし、かぶりついたときは芯に歯形が残ったりと、どうにもキレイに食べられないのが難点…。皮が歯に詰まってしまうのも非常に厄介です。そこで次は、とうもろこしの美しい食べ方を伝授していただきます!

手順1:下の歯で一列ごとに食べ進めよ

「かぶりついて食べるときは、『下の歯』を使って食べ進めていくとキレイですよ。上の歯でかじると粒がうまくとれないので、下の歯で粒を下から上にひっかけるようにし、とうもろこしを持った手を回転させながら、こそぎとるイメージで食べてみてください。すると、芯に付いているギリギリのところまで粒がポロッと取れます」(同)

手順2:食べ進め方は原則「一方通行」!

「右左どちらからでも構いませんが、必ず一列ずつ食べ進めるのがポイント。また、とうもろこし全体を眺めたとき、なるべく横一列きれいに粒が並んでいる列からスタートすると食べやすいです」(同)

手順3:歯に詰まったら糸ようじ

「この食べ方をしていけば、そもそも歯につまることはほとんどありません。もしどうしても歯に皮が挟まる場合、外出先であれば御手洗へ行って糸ようじを使って取るのがスマートです」(同)

 なるほど。これなら粒の食べ残しがなく、残った芯も歯もキレイ! 食べている最中もそうですが、食べ終えた後も美しくありたいですからね。

 この食べ方に慣れてきたら、一列飛ばしで食べてストライプ柄にしたり、文字やマークを作って「とうもろこしアート」を作成するのも楽しそう。BBQで人気者になれるかもしれません。ただし、正式な食事の席では避けましょう。

 なかには「包丁で粒をそぎ落としてから食べる」や「縦横無尽に、ムシャムシャと食べたいところだけかじりつく」なんて人もいるようですが、一緒に食べている人からは「あんなに粒をムダにしてもったいない!」なんて思われているかも…!?

 おいしくキレイな食べ方をマスターしておけば、「恋人の実家におじゃましたとき、おやつにとうもろこしが出された」なんて、ないようでいて意外とありそうなシチュエーションにも、堂々と対応できますね!

(池田香織/verb)
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ライター

池田香織

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