ヒトメボ

心理カウンセラー

大塚統子

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読了時間:約4分

 失恋してしまったとき、みなさんはどんな風にして立ち直りますか? 友人と飲み明かして過ごしたり、ひたすら家にこもったり…。その方法は人によって様々ですよね。

「失恋から立ち直ろうとするとき頼りにする人は誰なのかを知ると、その人がつらいときに何を必要としているかが見えてくると思います。それと同時に、その人が恋愛で失敗しやすい傾向とその対策が導き出せるかもしれません」と語るのは、心理カウンセラーの大塚統子さん。

 なるほど。では具体的な診断をお願いします! みなさんは失恋から立ち直るとき、誰に頼りますか?

【A:同性の友達】

「同性の友達を頼りにする人は『共感』を必要としています。つらいときに自分を肯定してくれる誰かを求めているんですね。

このタイプの人は恋愛においても、自分のことを分かってほしいと相手に強く求める傾向があります。よりよい恋愛をするためのキーワードは『対等さ』。お互いを理解し合うコミュニケーションを心がけるようにするといいですよ」(大塚さん・以下同)

【B:異性の友達】

「異性の友達を頼りにする人は『女性(または男性)としての魅力の確認』を必要としています。異性からの優しい言葉や行動で、女性(または男性)としての自信を取り戻したいと感じているんですね。

認められることでイキイキするこのタイプは、周りからほめられることを重要視しがち。その反面、相手への感謝の気持ちを言葉にすることが不足しているかもしれません。よりよい恋愛をするためには、素直さがポイントです。はずかしがらずに、相手に素直な感謝を伝えてみてくださいね」

【C:家族】

「家族を頼りにする人は『安定した絆』を必要としています。無条件に自分を受け入れてくれる居場所として、生まれたときからの絆がある家族を求めているんですね。

いつでも戻れる場所があるゆえでしょうか、このタイプの人は『だめならだめでもいいや』と積極的に決断しない淡泊な面を持っています。人生には、我を忘れてのめり込んだときに、はじめて見えてくることもありますよ。よりよい恋愛をするために、恋に落ちること・のめり込むことを自分自身にOKしてみては?」

【D:ネット上の人々】

「ネットの掲示板や相談ブログなど、ネット上の人々を頼りにする人は『反応・リアクション』を必要としています。友達や家族に頼ったりはしないけれども、自分はひとりじゃないんだと感じたいんですね。

このタイプの人は、ひとつの考えや意見に固執しがちな傾向があります。ときには自分の感情の収拾がつかず、激しく落ち込んでしまうことも。別の可能性を考える客観性を持つことや、ネット以外の生身の人との付き合いも心がけていきましょう。それがよりよい恋愛への近道になるはずです」

【E:人に頼らず恋愛マスター本などを読む】

「誰かに相談するのではなく、恋愛マスター本などを頼りにする人は『失敗しない正しさ』を必要としています。このとおりにすれば大丈夫と導いてくれる先生のような存在を求めているんですね。

このタイプの人は『普通』の基準を大切にする傾向があります。もっと自分らしく冒険してみませんか? 自分自身がいいと思ったことを楽しめると、ワクワクする恋愛になるのでは?」

【F:人にも物にも頼らない】

「人にも物にも頼らない人は『時間』を必要としています。自分自身とじっくり向き合い、気持ちを整理したいと考えているんですね。

このタイプの人は、言いたいことが言えなかったり、自分を表現するのが苦手な傾向があります。人との距離を遠く感じやすいのかもしれませんね。あなたが自分の世界から出て心を開いていけば、周りの人があなたを好意的に受け入れてくれることが感じられるのでは。恋人からの愛情も感じ取りやすくなれるかもしれません」

 いかがですか? 思い当たることはありましたか? 陥りがちな傾向とその対策を参考にして、新しい恋にチャレンジしてくださいね!

(せんち/クレッシェント)
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