“高嶺の花”それとも“鉄の女”？

口説きにくい子を落とすには!?

　世の中には「ナンパ攻略法」や「合コンでお持ち帰りする方法」など、たくさんの恋愛マニュアルがありますが、その大半が口説きやすい女の子をターゲットにしたもの。いかにも遊んでいそうな子や、ガードのゆるい子には通用しそうですが、実際に知りたいのはその逆。「鉄の女」と呼ばれるようなガードの固い女子を好きになってしまったら、どういう風にアプローチしていけばいいのでしょうか？

「そもそもガードの固い女性＝鉄の女は、男性に慣れていなかったり、恐怖心を持っていたり、共通して男性への接し方が苦手な女性に多いです。警戒心が強いため、恋の盛り上がりに時間が掛かりやすいのが特徴。なので、男性側はいきなり相手への好意をアピールするのではなく、“会話を増やす→メールをする→デートに誘う”というプロセスの1つ1つに時間をかけて、警戒心を解いていくことを心がけるといいでしょう」（恋愛コラムニスト・織田隼人さん）

　なるほど！ でも、男性との付き合いが苦手な女性を恋人にするのって相当ハードルが高そうですが…。

「むしろ狙い目だと思います！ というのも、鉄の女と呼ばれる女性は普通の女性に比べて男性を警戒している分、男性陣に“高嶺の花”として扱われ、恋愛対象として見る男性は意外と少ないということがいえるからです。女性が奥手な分、男性から頑張る必要がありますが報われやすいですよ」（同）

　恋のライバルが少ないというのは嬉しい情報ですね。ツンケンとした態度をとられたら心が折れて諦めたくなってしまいますが、頑張ってみる価値はありそうです！ では鉄の女はどんな男性にグッとくるの？

「何度も話しかけてくる男性に弱いです。そもそも鉄の女は、男性と話すときに物理的に距離を置いたり、笑顔が強張っていたりします。そこで、大抵の男性はなんとなく距離を置いてしまうものですが、男性が変わらない態度で話かけ続けると次第に慣れ、心を開いてくれるようになります。いきなり『好きです』と告白したり、キスをしようとするなど、強引な態度をとって恋のステップを急速に進めようとするのはNG。相手が戸惑って、逃げてしまいます。一気に恋人になろうとせず、相手の警戒心が解けたのを確認できたら前に進むようにしてください」（同）

　でもそれじゃあ、デートに誘ったり告白したりするタイミングが分からなそう。なにかいい見分け方を教えてください！

「距離の縮まり具合をテストするには、会話をするときにちょっと顔を近づけてみるといいですよ。鉄の女性は心を許していない男性に対して、普通の女性以上に顔を遠ざけようとします。その遠ざけようとする距離感を覚えておきましょう。関係が近づけば、顔を近づけても特に気にしなくなっていきます。顔の距離が近づいても相手の態度に変わりがないのを確認できたときに、デートに誘ったりしてステップを進めてください。ただあくまでも自然にやらないとただの怪しい人になってしまいますので、気をつけてくださいね（笑）」（同）

　これはいわゆる、“パーソナルスペース”で見分けていけばいい訳ですね！ 簡単に落ちてしまう女性より、ハードルが高い女性ほど恋愛の熱も高まるもの。ゲットできたときは、より大切にしたい気持ちが強くなるのが男心ってものです。もし本当に鉄の女を好きになったら、焦らずにゆっくり距離を縮めていくことが鉄則。“高嶺の花”と真剣交際に発展するチャンスは十分ありそうですよ！

(冨手公嘉/verb)

初出 2011/8/10