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2016.03.30
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2016.03.30
言葉には出さなくても、態度や雰囲気で何かを訴えかけようとアピールしてくる人っていますよね。もしかしたら本人にその気はないのかもしれませんが、見ていて「言いたいことがあれば言えばいいのに!」と腹が立ってしまうことも。そこで、「それって無言のアピール?」と感じることをヒトメボ読者に聞いてみました。
「電車の中で、席を譲ってほしそうにしているおばちゃん。あまりに荷物が多ければ譲るけど、結構身軽で健康そうなおばちゃんがキョロキョロしたり、しきりにハンドバッグを重そうに持ち直したりしているのを見ると正直イラッとする」(神奈川・24歳女性)
電車にはたまに、座りたい欲求が強すぎる人が出現します。ドアが開くと同時に駆け込んできて、前の人を追い越して座ってしまう人を見ると、それだけのエネルギーがあるなら立っていればいいのにと思うことも…。
「職場での忙しいアピールや、クライアントに無理言われてテンパッてるアピール。動作がヒステリックなくらいキビキビしていて、パソコンのクリック音もキーボードを叩く音もでかい。座るのも立ち上がるのも騒々しい。もう少し静かにできないものか」(東京・26歳男性)
難局に臨んで、本人のテンションが上がっているのは結構なことですが、バタバタと物音を立てたり、忙しいオーラを全身で発散されると、今度は周りが仕事に集中できなくなってしまいます。
「私の買い物に付き合ってもらうデートで、後半になるにつれて彼の歩くのが極端に遅くなり、私のちょっと後ろを歩いてため息をついたりする。『疲れた?』って聞くと『別に』って言うし、『今日も付き合ってくれてありがとう』と言うと『いや……』と答えて、煮え切らない」(東京・28歳女性)
彼女からすると、はっきり「疲れた」と言ってもらえたほうがスッキリしそうなものですが、そうとは言いたくない彼氏の意地もあるのでしょうか。「当たり前だと思わないで」「労って」ということかもしれません。
「相手のスケジュールを聞いたとき、手帳をのぞき込んだままかなり待たせられるとイラッとする。忙しいのか、あるいは打診した案件が気に入らないのか知らないけど、人によってはそれポーズじゃない?と思ってしまうことも」(東京・30歳女性)
打診されたほうの人は、実は頭の中で予定の調整の仕方を猛スピードで考えているのかもしれません。「ちょっとそこは微妙だけど、なんとかできそうだし少し待っててね」などと口に出してくれれば、待たされる側も不安に思うことはなくなるでしょう。
「電車の中で、表紙を見せつける感じで難しめの本を読んでいる人にイラッ。自分の場合だとどんな本でも表紙は隠して読むから、余計にそう感じるのかも。どんな本を読んでいるかって、アピールすることじゃないと思います」(東京・30歳男性)
「カフェでMacBookを開いていたり英字新聞を読んでいたりする人を見かけると、どうしても『かっこいいでしょ』感が透けて見える気がしてしまう」(東京・25歳女性)
筆者の知人にもMacBookユーザーがいて打ち合わせの際によくMacBookを広げているので、「アピールなのか?」と問いただしたところ、次のような返答でした。
「アピールしてるつもりはないんだけど……。仕事のメールとかもすぐ溜まっちゃうからちょくちょく返したいし。でもMacBookがかっこいいと思っているのは本当」(東京・37歳男性)
もちろんMacBookや英字新聞、難しめの本そのものに罪があるわけではありません。しかし、扱っている人にドヤ感が漂うと、周囲はその気配を敏感に察知するのかも。
実際のところどうかは分かりませんが、得意気だったり暗に相手を非難していると感じたりする態度や雰囲気を醸し出していると、無言のアピールだと捉えられて周囲の反感を買うことがあるようです。気づかないうちに自分が無言のアピールをして、誰かに不快な思いをさせていないか、ちょっとだけ気をつけたいところですね。
(藤井弘美+プレスラボ)初出 2015/3/30
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