合コンシェルジュに聞いた！ 幹事が気をつけるべき3つのポイント

　合コンになくてはならない存在、幹事。この方々の働きによって、その会の成否が決まるといっても過言ではありません。そこで、これまで2000回以上の合コンを経験し、自身も数多くの幹事経験がある合コンシェルジュの絵音さんに、合コンの幹事が気をつけるべきポイントを教えていただきました。

人選はバラバラにすること！

「幹事の仕事は人選からスタートします。私の場合、メンツを選ぶ際には顔や雰囲気、職業をバラけさせることを意識しますね。例えば、ギャルと清楚系など。職業に関しては、同じ職種の人を連れてくると自己紹介などで話が広がりにくいんですよ。あとは、女性同士を知らない人同士にすることですね。もちろん、友達同士でも楽しいんですけど、友達のいる手前、恋愛に集中しづらいんですよね。『あの人、チョータイプだけど、ここでガツガツいったら、後で、みんなにからかわれそう…』とか、どうしても雑念が浮かんでしまうんです。幹事はメンバーに100％恋愛に没頭できる環境を整えてあげることが第一です」（絵音さん）

　たしかにメンツ選びの工夫の如何で盛り上がりは変わってきそう。ただ人数を集めたり、できる限りの美男美女を揃えたりするだけではなく、どんな会になるのか、情景を思い浮かべながらの人選が大事ですね。

男女の幹事ははす向かいに座ること！

「男女の幹事ははす向かいに座り、会話を回していきましょう。合コンのスタート時は、知らないもの同士ということもあり、会話が不安定ですから、どうしても幹事頼りになります。よくあるのが、男女の幹事が向かい合わせに座ってしまうこと。これでは、一番遠いところの人たちの話を拾うことができません」（同）

　楽しんでいるのは幹事とその周辺だけ（のように見えてしまう）というケースとよく遭遇します。少なくとも前半は幹事が中心となって会話のパス回しを心がける。端から端に会話が飛び交っているだけでも会全体の盛り上がっている感が出ますよね。

二次会は仕切らないこと！

「よくありがちなのが、幹事が張り切り過ぎて二次会まで仕切ろうとすること。合コンって、一次会はチームプレイなんですが、二次会は個人プレイにするべきなんですよ。そこで、幹事さんが仕切ろうとすると、場がシラケてしまいます。幹事の役割は二次会のお店を決めるところまでと心得ましょう」（同）

　なるほど。お店を変えただけで一次会の焼き直しをしてもあんまり意味がないし、 「せっかく二人でいい感じで話しているのに！」ってときに話を振られても困りますもんね。幹事にとっても、それでは忙し過ぎて自身の合コン活動が疎かになるというもの。

これらのことに気をつければ、幹事としての役割は十二分に果たせているそう。ちなみに、いろいろと考えないといけないことが多くて面倒そうに思えてしまいますが、幹事をやることにはもちろんメリットもあるのだとか。

幹事のメリットは？

「お店選びや事前メール、その後のアフターメールなどで、異性にマメさやセンスの良さをアピールすることができます。また、一度幹事を経験すると合コンの見方が変わるんですよね。自分が呼ばれる側になった際に、幹事を助けてあげようって気持ちが芽生えるんですよ。この姿勢は女性から見ると、非常に器が大きく見えるんです。これは恋愛力アップにも繋がりますし、かなりの好印象です」（同）

　そうした自然なアピールに加え、合コン前には異性側の参加者と連絡を取ることも多そうだし、合コン後には開催を感謝されることも多そう。つまり、一見損な役回りに見えて実はチャンスは他の参加者に比べて格段に多いのかもしれません。

　まだ幹事を経験したことがないという方は、今回のポイントを押さえつつ合コンの開催にチャレンジしてみてはいかがでしょうか！

(船山壮太/verb)

初出 2013/3/30