ヒトメボ

恋愛エッセイスト/大人モテLAB.主宰

春乃れぃ

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読了時間:約5分

 彼にもっと甘えたいけど、「嫌われたらどうしよう…」と躊躇ってしまう女性もいるもの。 「甘え上手な子はモテる」、「かわいいワガママなら許される」なんて耳にしますが、実際のところ、上手な甘え方、かわいい(許せる)ワガママってなんなのか、よく分からない…。恋愛コラムニストの春乃れぃさんにお話を伺いました。

誰に迷惑がかかるのか、で判断して!

「ずばり、彼だけに迷惑がかかるものなのか、彼以外の人にも迷惑がかかるものなのか、という目線で考えてみましょう。例えば、『誕生日は◯◯の指輪がほしいなぁ~』とおねだりするのは、許せる部類のワガママ。一方で、『私のことを本当に好きなら、飲み会に行かないで!』という要望は、彼の仲間にも迷惑がかかる許せないワガママです。また、『私が本当に大事なら、今日仕事休んで!』なども、相手を困らせるだけ。彼の愛情を試すためだけに使うセリフは、かわいいい甘えやワガママとは言えません」(春乃さん)

 付き合いはじめならともかく、この手の許せないワガママが続けば愛想を尽かされてしまいそう…。では、ほかに迷惑をかけないことは前提として、彼への要望はどのように伝えるとかわいいと思ってもらえるのでしょうか? 具体的なシーン別に有効なセリフや行動について教えてもらいました!

彼の家でデート。今夜は帰りたくない…とき

セリフ例:「なんだか眠くなっちゃった。今日はこのままここで寝たいなー」

「『泊まってもいい?』などの質問だと、相手に『YES/NO』を選ばせてしまいます。ここでは、彼が『YES』としか言えないようにもっていくのがコツ。終電が迫るにつれ、ぽけーっと眠そうな表情をして『今日はここで過ごすつもりです』という意思をそれとなく伝える作戦もアリです。彼のほうから、『泊まっていけば?』と言ってくれるかもしれません」(同)

彼と深夜の長電話。もう遅いけれど、まだ切りたくないとき

セリフ例1:「わ、もうこんな時間だ! ……でもあと5分だけ話したいなぁ」

セリフ例2:「本当はもうちょっと話したいけど、昨日も長い時間付き合ってくれたからそろそろ切るね」

「『まだ切りたくない』というワガママは、普段なかなか言わない人が言うからこそ可愛いもの。頻繁に電話する間柄の場合は重たがられる危険性があるので、せめて5分、長くて10分をリミットに。また、相手が『明日も朝早いし、そろそろ切らなきゃな』と思っているところを、先回りして切り出すテクも有効です。優しい彼なら、『いやいや、まだ大丈夫だよ』と受け止めてくれる可能性も!」(同)

デート中、手をつなぎたいけれどなかなか言い出せないとき

セリフ例:「あ、手袋忘れちゃった…。寒い…冷たい……たすけてー」

「寒い時期であれば、冷たい手を温めてほしいと甘えてみましょう。より効果的なのは、彼の洋服の袖をつまんだり、トップスの裾をつんつんと軽くひっぱったりしてこちらに興味を向けてから、このセリフを言うこと。甘え上手な女性ほど、『行動+言葉』を二段活用にして駆使しているものです」(同)

歩くペースが早い彼に、自分と歩幅を合わせてほしいとき

セリフ例:「(先行く彼を小走りで追いかけながら)待って〜」

「これは高確率で男性に喜ばれます! ポイントは、ちょこちょこ走り。ペンギンのようなかわいらしい走り方で、放っておけない存在をアピールしましょう。ここでも、彼の洋服の裾をひっぱる作戦は効果的。くれぐれも『もっとゆっくり歩いてよ』とストレートなワガママは言わず、女の子らしい動作で訴えるのが◎です」(同)

家に遊びに来た彼。帰る時間になったけれど、もう少し一緒にいたいとき

セリフ例:「あ〜、あと○分かぁ。楽しい時間って、過ぎるのが早いね」

「上級テクは、時計をチラチラと確認している様子を相手に気付かせることです。『どうしたの?』と聞かれたら、すかさず『時間が経つのが早いなって思って』と名残惜しい感情を伝えて。ちなみに私は、彼に帰ってほしくなくて、彼がトイレに立った隙に家中の時計を全て裏返しにした経験があります(笑)」(同)

一日にやりとりするメールの回数をもう少し増やしてほしいとき

セリフ例:「○○からのメールが届くと、テンション上がっちゃう」

「この場合、シンプルに『あなたとメールするのが楽しい』と伝えればOK。それを態度で伝えるためには、なるべく早くレスをするのがいいですね。よく『返信は焦らす』などの駆け引きをしがちですが、恋人の場合は意識しすぎないほうがいいかも。それよりも、彼の好みそうな趣味情報のURLや画像など、何かしらのひと工夫を加えて送ってみましょう。彼も喜んで返信をくれるはずです」(同)

 うーん、女性の筆者が聞いていても、思わずニマニマしてしまいますね。

「今の時代なら、LINEのスタンプにかわいいことを言わせるのもいいですよね。『このお願いを聞いてくれたら、こんな感じになっちゃうよ』と、テンション高めのスタンプとセットでメッセージを送ったりするとかわいく甘えられると思います。また、『一生に一度のお願いっ!』を枕詞にする作戦も。ちなみにこれは、何度使ってもいいです(笑)。男性にとって、ある程度のワガママを受け入れることは、自尊心を高めることにも繋がるもの。彼に『俺って愛されてるんだ』と実感してもらう効果もありますから、女性のみなさんはぜひ甘え上手を目指しましょう」(同)

 かわいいワガママには二人の関係を円満にする効果もあるということですね。今回のアドバイスをもとに、さっそく彼に甘えてみませんか?

(池田香織/verb)
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ライター

池田香織

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