ヒトメボ

元祖女探偵&恋愛アナリスト

坂田陽子

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読了時間:約4分

 「彼色に染まりたい!」と思う女子は少なくないもの。好きな人に近づこうと、今まで興味がなかった音楽を聴いたり、彼好みのファッションに目覚めたり。ただ、いつしか彼の目にはただの「ウザ子」に映っていることがあるそう…。どうしてそんなことに? これまで2000件以上もの男女トラブルを解決してきたスゴ腕恋愛カウンセラー、坂田陽子さんにお話を伺いました。

「かわいい」と感じるのも初めだけ、次第に…

「男性は自分に影響されてファッションや趣味を合わせてくれる女性のことを、最初は『かわいい』と思って嬉しく感じるもの。しかし、段々と時間が経つにつれてそれを負担に感じてしまうのも事実です。というのも、いつも合わせてばかりいると彼はその事に慣れてしまい、まるでそれが当たり前のように思ってしまうのです。当たり前だと思っている事なのに、たまに彼女が違う意見を言ったり彼の行動に口を出したりすると、『ウザい』と思ってしまう傾向にあるようです」(坂田さん)

 たしかにどんどん似てくるわけですから、ある時点からは、同じになってきたことの新鮮味より違いのほうが目立ってくるんですね。そんな「ウザ子」化してしまう人には、どんな特徴が?

「これほど尽くしているのに」と考えがちな人は注意!

「このタイプの女性は、付き合っている期間が長くなるにつれ『ウザ子』化していくことが多いようです。ファッションや趣味、さらにはライフスタイルまで変えたことを『私がこれほど尽くしているのに彼は私には何もしてくれない』と思い込み、見返りを求めてしまうのもこのタイプの女性の特徴です。彼は口にこそ出さないかも知れませんが、心のなかでは何度となく『ウザい』と思っているに違いありません。こうなると、別れの時期はすぐそこまで来ているかもしれないのです」(同)

 ひ、ひえ~。恐ろしい…。見方が変わったのは彼のほうではありますが、ただでさえそういう心境のところ、見返りを求めようとする言動で追い打ちをかけてしまうわけか。また、話を合わせようとスポーツや音楽などを一生懸命勉強した結果、彼を追い抜いてしまい…

彼より増えた知識がプライドを傷つけることも…

「共通の話題を持とうとするのは良いことでもあるのですが、彼に対して『それはこう』とか『それは間違っている』などと言ってはいけません。彼は自分のプライドを冒されたと感じてしまうので、もし彼が間違った意見や知識を言っていたとしても『なるほど、そういう意見もあるよね』と認め、『でも、こういうのはどう?』と、彼の“逃げ場”を作ってあげてから自分の意見を言うようにしましょう」(同)

 そんなふうに気を使われてしまう彼も少し情けなく感じますが、彼の立場になって考えると、そこまでテリトリーを侵食されてしまった状況にちょっとした恐怖感すら覚えてしまうかも…。最後に坂田さん、「ウザ子」になりがちな女性に向けてのアドバイスを!

やっぱり駆け引きと距離感が大事!

「『彼色に染まりたい』と思うのは女性として当たり前のことですし、適度に趣味や嗜好を合わせることは円満な恋愛関係を築くために“ある程度”は必要です。しかし、時には自分の意見を言わなければならないし、自分のスタイルやカラーを押し出さないといけません。近寄れば引き、遠ざかれば押すという駆け引きを巧く使いこなす女性は『ウザ子』にはなりにくく、男性からもかわいがられます。彼のプライドを冒さないような言動をし、ベッタリではなく適度な距離で駆け引きを行うことが、恋愛関係を長続きさせる秘訣ですよ」(同)

 やりすぎ注意とはまさにこのことですね。思い当たる節がある人は、今どのくらい彼色に染まっているか、一度振り返ってみる必要があるかも…!?

(池田香織/verb)
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ライター

池田香織

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