仲良しカップルに聞いた、円満な関係を維持するための3つの秘訣

　末永くラブラブでいられるカップルは、ただ相性がいいというだけではなく、そういられるだけの秘訣もきっと持ち合わせているはず！ そこで、ヒトメボ読者に恋人と円満な関係を維持するために日頃から気をつけていることをアンケート。その効果について、恋愛心理カウンセラーの根本裕幸さんから一言アドバイスをいただきました！

適度な距離感

「詮索し合わない。自分から言ってくれる人はホントに貴重だと思う(´ω`)」（東京・23歳女性）

「彼女がメディア業界に勤めていて忙しいので、忙しい時期はこちらから連絡を取らないようにしています」（神奈川・25歳男性）

「こまめな『報連相』ほうれんそう（報告・連絡・相談）」（東京・38歳女性）

「彼があまりメールや電話をするのが好きではないので頻度は気を付けてます。今は遠恋なので月1は会うようにしてます！」（京都・18歳女性）

「カップルによって距離の取り方は様々ですが、恋人が快適と感じる距離感と自分が快適と感じる距離感が近いカップルは上手くいきます。逆に、距離感の異なるカップルには、上手くいくための努力が双方に必要になります。大事なのは自分の価値観を他人に押し付けず、相手の望む価値観に上手に合わせられること。

例えば、一方的に自分の状況を話したがる女性と、自分の意見はあまり主張せず話を聞くことを好む男性のカップルの場合、『聞いてばかりいないで何か話してよ』とか『自分の話ばっかりするな』などと、自分の価値観を押し付けるのはNGです。一見よさそうな『ほうれんそう』ですが、自分がする分にはよいですが同じことを必要以上に相手に求めてしまうと逆効果になることもあります」

朝・晩のあいさつやスキンシップの習慣

「モーニングコール」（北海道・27歳女性）

「行ってきますとただいまののチュー。今の彼と付き合ってから初めてやったけど、今までしてこなかった元カレと比べてラブラブ度が全然違う。喧嘩もほとんどない」（埼玉・29歳女性）

「毎日おはようメールとできるだけお休みメールを送っている」（岩手・15歳女性）

「『おはよう』とか何気ないあいさつ。ちょっとした日常が１番続きそうだから(^^)」（福井・20歳女性）

「言うまでもなく、恋人同士であれば積極的にキスやハグ、相手と見つめ合うことなど、相手の表情が分かる距離でのスキンシップを取ることは、心の距離の近さを確かめ合うことにもなり、非常に大事なこと。ですが、相手との円満な関係を築く第一歩は挨拶です。これを習慣化することで、相手のその日の状態や気分などをチェックしあえるメリットがあります。

実際に離婚前の夫婦は、お互いにほとんど目を合わせなくなるケースが多いです。ですから、こうしたごく当たり前のコミュニケーションを毎日できるカップルには、小さな齟齬が生じにくくなります。仮にもし気持ちにズレが生じた場合でも、すぐ異変に気付き、問題が大きくなる前に解決へと導けるのです」

いざというとき、しっかり相手と向き合う

「ケンカになった時は、きちんとケンカする事。自分は特に『もういいよ』ってすぐ終わらせたいタイプだけど、それでは解決にならない。ケンカの時は、言いたい事は我慢せず全部言う！聞く側は途中で口出しせず最後まで聞く！」（北海道・22歳女性）

「どんなに忙しくても、彼女が落ち込んでいるとわかったときは、ちゃんと話を聞く時間を設ける。仮にそのときに何も言ってこなくても側で聞く体勢を整えているようにしています」（埼玉・24歳男性）

「私はよく『ケンカとセックスのないカップルは終わり』という話を、カウンセリングのクライアントにしています。違う人間同士、まして男と女が緊密な関係であり続けるのですから、お互いぶつかるところがあって当然。だから、カップルでも相手が怒って主張していることはきちんと最後まで聞き、納得できなければ、なあなあで折れずちゃんと反論することは大事です。これは正しいケンカの作法だと思いますし、これができるカップルは心理的にも負担が少なく、円満でいられると思います。

また、恋人の異変を察知したら、きちんと会ったり、電話をしたり不満を言える環境を作ってあげることも大切。もしそのときに不満を主張してこなくても、そういう場を提供できたのであれば、安心や信頼につながっていきます。特に恋人が不満を溜め込みがちなタイプなら、問題事をきちんと吐き出す場を提供する努力はしましょうね」

　主張しすぎず遠慮しすぎない精神的な距離感に、毎日お互いの表情が確認できる物理的な距離感、そして、いざ異変を察知したときには徹底的に向き合う姿勢。カップル円満の秘訣はこうしたところにあるようです。根本先生のアドバイスを参考に、まずは取り入れやすそうな毎日の挨拶（難しければメールや電話でも）から実践してみてはいかがでしょうか？

(冨手公嘉/verb)

初出 2012/11/19