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2015.06.17
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2015.06.17
近年は、手紙よりメールが連絡する上での主流なツールになり、以前よりも人の字を直接見る機会が減りましたよね。とはいえ、郵便物の宛名書きやお祝いのメッセージカードなどで、人の字を目にすることもあります。そんなとき、書き手の「字」を見て「優しそう」「雑そう」などの印象を受けることってありませんか? 実際に、筆跡から人柄や心理を分析できるのでしょうか?
「人それぞれに字を書くときのクセがあります。トメ、ハネ、ハライや縦線や横線の長さなど、筆跡にはその人の心理状態や気質が無意識のうちに表れます。きれいな字か汚い字かという視点ではなく、標準的な字の形に対するクセを見ることで、付き合いが浅い関係でもある程度の性格が読み取れるんですよ」(筆跡診断士・吉野直彦さん)
ということは、気になる人の「字」を見れば、相手の知らない一面も読み取れるかも!? そこで、性格や恋愛傾向が特に表れやすい漢字の「愛」と「野」を例に、吉野さんに筆跡診断をしてもらいました。まずはこの2文字を書いてから、下記の診断ポイントに進んでください!
「この字からは、『過去の恋愛を引きずるタイプかどうか』、恋愛において『心のつながり』と『体のつながり』のどちらを重視するのかを診断できます。
まず、『愛』の字の『心』の下に、横線をまっすぐ引いてみてください。上半分の方が大きければ『精神面』を重視する傾向が、下半分の方が大きければ『セックス』を重視する傾向があると言えます。ほぼ同じくらいであれば、両方のバランスがとれている人だということになります。
『過去の恋愛を引きずりやすいかどうか』は、最後の一画の右払いの長さによって判断できます。右払いが長いほど、1つ1つの物事の余韻を大切にする傾向があり、過去の恋愛の記憶をずっと大切にしたり、引きずりがちです。逆に、右払いが短い人は切り替えが早く、過去の恋愛を忘れ、すぐ新しい恋に気持ちを移せる傾向があります」(同)
ちなみに、事前に吉野さんにお見せした筆者の「愛」という字は、右払いが長く過去の恋愛を引きずりやすいタイプということでした…(笑)。
「この字から、1.理想の高さ、2.気前のよさ、3.ダメ男・ダメ女に引っかかりやすい、4.意地っ張り度、5.浮気度、6.甘え上手度を判断できます。
まず、
気前のよさは『口』の字の右下と左下がくっついているか、離れているかで見分けます。この部分は筆跡診断士の間では『お金の出口』とも呼ばれています。『お金の出口』が空いている人は、気前がよく、あればあるだけお金を使ってしまうタイプ。結婚後は、相手に財布のヒモを握ってもらったほうがいいかもしれません。一方、『お金の出口』がきちっと閉じている人は、ケチと言うと聞こえが悪いですが、お金に堅実なタイプだと言えます」(同)
こちらも筆者の字を吉野さんに判定してもらったところ、現実的であるものの、『お金の出口』が広いという指摘をされました…。
「そして
『へん』と『つくり』の間が広い人は心が広いと言われ、逆に『へん』と『つくり』の間が極端に狭い人は、閉鎖的な部分があると言われています。また、書き始めに力をいれず真っ直ぐとした字を書く人は、素直で相手の言うことに従いやすい傾向があります。
線の書き始めが真っ直ぐで、『へん』と『つくり』の間が広い人は、周りに流されやすく、相手がダメでも『いいよ、いいよ』と受け入れがちなので、ダメ男・ダメ女に捕まりやすいでしょう。
なるほど…。2つの字だけでこんなにも読み取れる情報があるなんて驚きです…!! 皆さんも今回の結果を参考に友人や恋人と字を見せ合って、相手の知らない一面を探ってみては?
(冨手公嘉/verb)初出 2012/7/20
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