ヒトメボ

看護師

匿名

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 気になる異性ができたとき。二人の距離を縮めるためにも、早く打ち解けて仲良くなりたいところですが、気むずかしかったり無口な相手だったりすると、なかなか難しいものです。どんな会話をすれば、人は心を開きやすくなるのでしょうか?

 初対面の患者に心の内を話してもらい、的確な看護方針を立てることが重要な業務の一つなのが看護師の仕事。食事、入浴、排泄の介助、健康状況の記録などを適切に進めるため、患者に信頼されることが必要です。看護師歴6年の女性に、初対面でも相手を安心させ、友好な関係を築く方法を聞きました。

 無口だったり話をするのが得意ではなかったりする相手に心を開いてもらうためには、どんな行動をとればいいのでしょうか。

「まずは相手を肯定すること。人は誰でも、自分の考えや想いを否定されると殻を作ってしまいます」(看護師の女性)

 確かに否定されると、落ち込んだりけんかごしになったりしてしまいます。相手を肯定していることを表現するにはどうすればいいのですか?

「例えば、相手が『つらい』と言ったら『つらかったのですね』と、相手の言ったことを繰り返します。これは、看護師や介護士、カウンセラーが行う傾聴というテクニックの一つ。

また、その際気をつけるのは、『でも』『だけど』といった言葉を多用しないことです。否定の接続詞が何度も使われると、相手は自分自身を否定されているように感じてしまい、二人の間に壁を作ってしまうのです。他に、相手の気持ちや会話の内容に合った表情をややオーバーに作ったり、声のトーンや雰囲気も相手に合わせたりするなど、相手に同調するのもいいですね」(同)

 この人になら話してもいいと思わせられるような聞き上手になることが、相手に心を開いてもらう方法の一つなのですね。他にはどんな方法がありますか?

「緊張しがちな初めての会話には『クローズドクエスチョン』と呼ばれる『イエス』『ノー』2択で答えられる質問を使いましょう。会話のテンポが良くなります。ただし、『クローズドクエスチョン』だけで会話を進めてしまうと、相手は2択でしか答えられないため、誘導尋問のように感じてしまうので注意が必要です。

慣れてきた段階で、『オープンクエスチョン』と呼ばれる『どんなふうに? 』『どうして? 』などの、話が展開しやすい質問を上手に織り交ぜるいいですね。『オープンクエスチョン』をする前には、自分が先に心を開き、『私は昔テニスをしていたのですが、○○さんはスポーツをしますか? 』など、自分のことを話すと、相手の言葉を引き出しやすくなります」(同)

 なるほど。言葉以外で気を付けることはありますか?

「対峙する際の目線の高さも重要です。相手より上の位置から話すのはNG。座る位置は、相手と90度、L字型の位置がベストです。必要に応じて目線を合わせたりそらしたりできるため、お互いリラックスできます。机を挟んで対面していると、圧迫感や緊張感を相手に与えてしまうことも。また、並んで隣り合って座るのは、もう少しお互いの親密度が上がってからが望ましいですね」(同)

 知り合って日の浅い相手とのデートだったら、90度の位置で座れる個室のレストランなどが良さそうですね。

「相手へ与える見た目の第一印象も大切にしましょう。髪型やメイクによって、相手に安心感を与えることもコミュニケーションの一つの方法だと思いますよ」(同)

 恋愛はもちろん、多くの人間関係において活用できそうなテクニックです。心を開いてほしい相手とお話するときに、ぜひ活用してみてください。気になるあの人と急接近……ということも、あるかもしれません!

(桜まゆみ+プレスラボ)
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桜まゆみ+プレスラボ

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