0
0.0(0人が評価)
2019.03.30
0
0.0(0人が評価)
2019.03.30
森永製菓から発売されているお菓子『チョコボール』。パッケージに印刷されている「金のエンゼル」や「銀のエンゼル」(金は1枚、銀は5枚必要)を送ることで「おもちゃのカンヅメ」がもらえます。子どものころに「おもちゃのカンヅメがほしい!」と、エンゼルを集めた人も多いでしょう。では、このおもちゃのカンヅメはどのような経緯で生まれ、これまでに何シリーズ登場したのでしょうか? 森永製菓に聞いてみました!
――おもちゃの缶詰はいつから展開していますか?
『チョコボール』を発売した1967年(昭和42年)当初から展開しています。当時は「おもちゃのカンヅメ」ではなく「まんがのカンヅメ」と呼ばれていました。
――おもちゃのカンヅメはチョコボールと共に誕生したのですね。そもそもチョコボールはどのような経緯で生まれた商品なのですか?
弊社は、1964年(昭和39年)に大人向けチョコレート『ハイクラウン』を発売しました。それが大ヒットしたため、今度は「子ども向けのチョコレート」の開発に着手します。その際、子どもがひと口で食べられる大きさ、手を汚さずに食べられ、開けるのが楽しいと思えるパッケージなどを考慮して開発を進めました。これが後に『チョコボール』となります。
――なぜおもちゃのカンヅメを作ろうと思ったのでしょうか?
「買うことが楽しくなるようなプレゼントを考えよう」という話が出たのがきっかけで、子どもが好きなものを詰め込んだ缶詰をプレゼントするキャンペーンが考えられました。1967年当初は、当時の子どもたちに人気だった漫画の「ミニ本」や「文房具」などを詰め込んだものでした。缶詰の中身は時代と共に変わっていますが、金のエンゼル1枚、銀のエンゼル5枚でもらえるという仕組みは当初から変わっていません。
――「まんがのカンヅメ」から、現在のような「おもちゃのカンヅメ」に名前が変わったのはいつでしたか?
「おもちゃのカンヅメ」という名称になったのは1969年(昭和44年)のことです。
――1967年の誕生から現在までに、何シリーズが登場したのでしょうか?
2019年2月の時点で51缶目です。また、これまでに630万人以上の方にプレゼントしています。
――51缶ある中で、特に反響が大きく、人気の高かったシリーズは何でしたか?
もっとも人気だったのが、2017年7月にチョコボール50周年記念としてリリースした「なでるとしゃべる!金のキョロちゃん缶」でした。
――やはり人気が高かったのですね。私もほしかったのですが、残念ながらエンゼルが集まりませんでした……(笑)。
――学生時代に出た銀のエンゼルがまだあるのですが、昔のエンゼルでも応募はできるのですか?
実際、「昔集めた銀のエンゼルを3枚持っているんだけど……」といった方はたくさんいらっしゃいますが、実はエンゼルに有効期限はありません。ぜひ諦めずチャレンジし続けてください!
――そうだったのですね! 5枚になるようまた集めたいと思います。最後に今後の展望を教えてください。
おもちゃのカンヅメは「中身がヒミツでワクワクする」ことが魅力ですが、今後はそれ以上の価値を感じてもらえるようなものを考えています。また、カンヅメそのものについても、よりワクワクできるものを展開してまいります。
――ありがとうございました。
多くの子どもが憧れた「おもちゃのカンヅメ」の歴史をご紹介しました。チョコボールの誕生と共におもちゃのカンヅメが生まれたことや、最初は「まんがのカンヅメ」と呼ばれていたことなどは、知らなかったという人も多いでしょう。2017年に誕生から50周年を迎えたチョコボール。この機会に食べてみてはいかがでしょうか? もしかすると「金のエンゼル」が出るかもしれませんよ!
⇒『チョコボール』公式HP
https://www.morinaga.co.jp/kyorochan/
取材協力:森永製菓株式会社
Photo(C)MORINAGA & CO., LTD. All rights reserved.
(中田ボンベ@dcp)
0comments