ヒトメボ

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検索ワードを入力し終える前に、「君が調べたいのはこれだろう?」と言わんばかりに画面に現れるGoogleのサジェストワード。見事に当たっていると、気持ちを見透かされているような気分になりますよね。しかし、ドキッとすると同時に、「検索数が多いんだな……。皆同じこと調べてるということか」と何だかホッとしてしまうことも。なんだか救われた気持ちになった検索エンジンのサジェストワードについて、ヒトメボ読者に聞いてみました。

「仕事 行きたくない」

「毎週月曜日の朝になると、ベッドの中で、どうすれば会社が休めるか、つい調べてしまうんです。そんな中、『仕事』まで打ったときにサジェストワードに『行きたくない』と出てくると、『皆検索してる! 俺だけじゃないんだ!』って、何だかホッとして、逆にちょっとやる気が出たりします」(東京・24歳男性)

『サザエさん症候群』や『ブルーマンデー』なんていう言葉がある程、月曜日は仕事に行くのが憂鬱になってしまうものです。しかしながら、同じように仕事に行きたくない仲間がいる! と思えば多少やる気が出てくる人も多いのでは。

「彼女 作り方」

「『彼女いない歴=年齢』のため、彼女がいる人たちは皆、彼女と何をしているのかを知りたくて、Google検索したことがあります。すると『彼女 作り方』がサジェストワードに出てきて、思わず徹夜であらゆるサイトやブログを読み漁りました。今もまだ彼女はいません」(神奈川・28歳男性)

「カレー 作り方」より「彼女 作り方」のGoogle検索ヒット数の方が圧倒的に多数であるということを皆さんご存知でしょうか。たしかに「彼女の作り方」のほうが、様々なバリエーションがありそうですが……。

「不労所得 おすすめ」

「株やFXは詳しくないけれど、会社に行くことなくお金を稼いでみたいと思い、軽い気持ちで調べたら、『不労所得 おすすめ』がGoogleのサジェストワードで出てきて、やっぱり皆興味あるんだな~と、同志かつライバルの多さを実感したと同時に、その難しさも知りました…」(兵庫・34歳女性)

「不労」という甘美な響きを持つ不労所得ですが、詳しく調べれば調べるほど、「不労って一体……」とさくらももこ画風で白目をむきたくなる程に労力が必要なものが多いです。ワイン片手にソファに座っていたら札束が降ってくる、という不労所得のイメージに現実を辿り着かせるためには、宝くじしかないのでしょうか。

「飲み会 帰りたい」 

「酒癖の悪い先輩が飲み会にいると、必ず二次会まで付き合わされ、散々絡まれ、それでもお会計はしっかり割り勘。三次会の店で、たまらずコッソリ『飲み会 帰りたい』とGoogle検索すると、すぐにサジェストワードで出てきて、この居酒屋にも同じように検索している人いるのでは?とキョロキョロしちゃいました」(山口・26歳女性)

「酒癖の悪い先輩」「割り勘」「愚痴」「空気読まない後輩」などのパワーワードが詰め込まれた飲み会は、「あれ?私は今何の修行を受けているんだ?」と居酒屋が一気に修行寺に見えてくることがありますよね。どうしたって帰れないなら「飲み会 楽しみ方」で検索するしかないかもしれません。

もちろん検索結果やサジェストワードも、使用者に最適化されたものではあるのですが、それを踏まえても、自分だけじゃないとホッとする瞬間はありますよね。みなさんにも、Googleなどのサジェスト機能によって救われた気持ちになった経験はありますか?

(永井さあこ)
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