ヒトメボ

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幼稚園では、母親同士でママ友クラスLINE(クラスごとに作られるママ友同士のグループLINE)がよく作られます。「ママ友達」という通常の友達同士とは少し違うコミュニティ内では、傍目には不可解に思えるルールや言動が……。ママ友クラスLINEにありがちなことについて、ヒトメボ読者に聞いてみました。

スタンプの応酬

「誰かの発言に感謝の気持ちを述べると、そこへ”気にしないでくださいね”という趣旨の返事が来て、”よろしくお願いします”とスタンプをつける。そして相手もスタンプを返し、私も最後にスタンプでフィニッシュ!それがママ友界における詫びサビだと気づいた」(大阪・24歳女性)

「誰かが何かをやってくれたら、感謝の返事をしないといけない暗黙のルールがある。」(滋賀・30歳女性)

「ありがとうございますのスタンプって、こんなにあるんだって笑う」(京都・27歳女性)

「ありがとう」「よろしく」「見てますよ」のサインは必須。例えば、何かをしてもらったときには過剰なくらい感謝の意図を表さなければ「あの子のママはお礼もできない人」なんて、レッテルを貼られてしまうかもしれませんし……。

発言者はだいたい一緒

「気づいたら、頻繁に発言する人の会話を読んでるだけになる」(奈良・28歳女性)

「第一声を放つ人は決まってくる。そしてそれに賛同して流れを作っていく取り巻きの存在もうっすら見えて来ちゃったり……」(東京・32歳女性)

「発言する人だけが回していればいいのに、発言していない人に意見を求めてくるから困る」(兵庫・27歳女性)

クラスラインだからといって、全員が自由に発言するものではないようです。次第に発言者が限られて来て、最後は身をまかせるだけになるということも珍しくないそう。

IT音痴がいる

「変なところで改行とか、変なスタンプとか。この人ライン触らないんだなぁって人がひとりはいるよね」(大阪・25歳女性)

「夫婦でモメている様子が録音されたボイスメッセージが流れて来たことがある。多分操作に慣れていなくて押し間違っちゃったんだろうけど、なんだか気の毒で辛かった」(富山・35歳女性)

「ノートや集計、アルバム機能を使いこなせずに質問する人が毎年いる」(東京・40歳女性)

インターネットが発達した現代といえども、機械音痴はどこにでもいるはず。細かい操作や他のアプリとはちょっと違う機能がついてるラインでは、うっかりミスが連発するのかも……。

「〜君のを息子が持って帰ってしまいました」

「学期ごとに誰かの洋服迷子や、取り違えを報告するメッセージが流れて来てほっこりする」(大阪・28歳女性)

「コレ誰の?と紛れ込んだ小物の画像が流れて来たりして、たまに役立つ」(奈良・34歳女性)

本来は、こうした案件を共有するために作られているはずのママ友クラスLINE。やっと目的にかなった使い方の例です。どうでもいい会話だからと通知をOFFにしていたら、重要な情報を取りこぼしてしまうかも……。

派閥が生まれる

「この人には返信するけどあの人が発言した時はスタンプすらないな〜。という各個人の関係がうっすら透けて見え始める」(大阪・33歳女性)

「ライン上でトゲトゲした詰問や、反対意見を推し進めるような動きが始まると、ああ派閥ができたんだなぁって思う」(東京・29歳女性)

ママ友の怖さはこの派閥。一人一人には力がなくとも、ひとつにまとまってしまうと突然巨大な力を持ってしまうものなのかもしれません。

やたらランチ会の誘い

「ランチ会が頻繁!毎月2時間集まって何喋るの!?」(広島・43歳女性)

「ボスママが群たがりらしく、ランチ会の誘いが多い。断る口実が面倒」(岐阜・27歳女性)

「親睦を深めるためのランチ会ってわかってるけど、仕事している身からすると平日のお誘いは同意しかねる」(茨城・38歳女性)

そんなに親しいわけでもないのになぜランチをするのか、一体何を喋るのか、首をかしげる人も多いようです。関わり合いになりたくなくとも邪険にはできない「子どものクラスのママ」達。断る言葉を探すのが大変なようです。

ボスママが2人いるとモメる

「クラスに仕切りたがりのママが2人いて大騒動になった。案の定ぶつかってしまい、学年最後の方は気まずいまま解散……」(千葉・35歳女性)

「仕切りたがりが2人いると派閥争いが活発になる。●●ママ派とか××ママ支持とかどっちでもええわい!」(大阪・36歳女性)

「仕切りたがりが2人いた場合、なぜか意見が一致しない。それぞれが持論を違う角度から提案し、どちらかが折れるまで主張しあう」(京都・28歳女性)

ボスは2人いらない。それは自然界だけでなくママ友の世界にも通じる掟なのですね。

働くママと専業ママの温度差

「仕事しているママは必要最低限のお返事しかしない気がする。専業主婦のママは小さいことでもラインで話し合って、お返事がマメな印象」(東京・36歳女性)

「専業ママがランチ会や集まりを仕切って、お仕事ママはダルーってなりながら必死に不参加の言い訳を考えてるイメージ」(名古屋・46歳女性)

働いていると、どうしてもLINEやランチ会に割ける時間が少なくなりますものね。全員働くママ、あるいは全員専業ママのクラスだと、違ったコミュニケーションが生まれるのかも……。

立場も年齢も生活環境も違う女性達が「子どもと同じクラスのママだから」という理由だけでひとつのライングループに所属します。友達でもない、他人でもない、ちょっと難しい「クラスのママ友」とのお付き合い。礼儀作法は徹底し、ちょっと八方美人すぎるくらいがちょうどいいのかもしれませんね。

(餅村わらび/雨輝)
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餅村わらび

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