ヒトメボ

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 切ない別れの瞬間は、二度と思い出したくないという人も多いでしょう。しかしなかには、ずっと心に留めておきたい素敵な思い出となっている人もいます。いまも心に残っている美しいと感じた別れ方について、ヒトメボ読者に聞いてみました。そこにはどんな物語があったのでしょうか?

バイバーイ

「もう興味なくなったからバイバーイ。また気が向いたら戻ってくるから、そん時はよろしく! って、爽やかに別れました」(兵庫・26歳女性)

 確かに爽やかですね。男女ともこういう気持ちだったなら、後腐れもなさそう。ただ、どちらか片方が一方的にこのセリフを言って別れたなら、だいぶ話は変わってしまいますが…。

2人で出した結論

「大学2年のとき、彼女がアメリカに留学するとのことで別れた。遠距離で続けることも考えたけど、『それはお互いのためにならない』と2人で考えて結論を出した。その彼女とは今も友達」(奈良・30歳男性)

 きちんと話し合って納得したからこそ、良い別れだと思えるのでしょう。

仕事と結婚

「付き合って3年。私は26歳になり、そろそろ結婚を考える時期だったが、彼は事業などを立ち上げる最中で、『しばらく結婚はできない』とのことだった。そして彼から『結婚する気のない自分とずっと付き合わせるのは申し訳ない』と切り出され、別れた。個人的には、思いやりのある考えで嬉しかった」(東京・28歳女性)

 お互いの将来設計を考えた上での別れですね。この彼氏の言動を「美しい」と感じるかどうかは、人それぞれでしょうが。

彼女の迷いを察して自ら切り出した別れ

「高校を卒業し、彼女は東京の大学、自分は浪人生となった。彼女は別れ話を切り出さなかったけど、おそらく迷っていたと思う。自分も、彼女には大学生活を満喫してほしかったので、別れを切り出した。『受験に集中する』といったら、彼女も納得してくれた」(新潟・26歳男性)

 新入生と浪人生。たとえ付き合い続けても、そこには色々な障壁がありそうですもんね。

お前を嫌いになったんじゃなくて、お前より好きな人ができた

「付き合って1年で彼氏に別れ話を切り出された。『他に好きな人ができた』といわれた時は苛立ったが、色々と問い詰める私に『お前を嫌いになったんじゃなくて、お前より好きな人ができた』とハッキリいわれてすっきりした。もっと自分を磨こうと思った」(鹿児島・27歳女性)

 これも人により受け取り方は異なりそうですが…。とはいえ、次に進める別れ方はうらやましい限りです。

別れ際に再確認できたこと

「大学時代、付き合って2年経った時に、完全な倦怠期に突入。もはや家族みたいな関係になっていて、『大学生なんだからもっとトキメキを味わいたい!』と感じていた。ある日思い切って別れを切り出してみると、彼氏もほとんど同じ考えだったことが判明。すっきりした別れだったが、改めてその人と価値観が似ているとも思った」(愛媛県・28歳女性)

 別れるときに、その人に恋をした理由が改めて分かる形がいいですね。「なんで私はこんな人を……」と感じるのだけは避けたいところです。

1ヶ月の猶予

「彼女から『別れたい』と言われたが、あきらめきれず『あと1ヶ月待って、見極めてほしい』といった。彼女も渋々了承してくれたが、やはり気持ちは変わらず1ヶ月後に別れることに。つらかったが、そこまでやってダメなら『仕方ない』とあきらめられた」(東京・30歳男性)

 なかなか大胆な交渉ですね……。とはいえ、別れにおいて「あきらめがつく」ことの大切さはよく分かります!

自分とは正反対の誠実さ

「彼女がいながら再三浮気をしていたら、ある日突然、その彼女から別れ話。『好きな人ができた』とのことで、『その人と何かあったわけではないが、気持ちが離れたまま今の付き合いはできない』といわれた。散々遊んで来た自分とは対照的な態度に心から反省し、これからは自分も誠実になろうと思った」(静岡・29歳男性)

 相手の純真な気持ちを見て、自分のだらしなさを実感したのでしょう! 別れは人を成長させます。

別れたあとの半年間の共同生活

「彼氏と同棲していたが、話し合いの末、別れることに。ただ、すぐに部屋が見つからなかったので、別れて半年くらいは引っ越さず一緒に暮らした。それでも、別れてからは一緒に寝たり、恋人っぽいことをしたりすることは一切なかったし、お互い裸も見せなかった。別れても一緒に暮らせる信頼関係と、その環境でお互いがきちんと区切りをつけられたことがうれしかった」(東京・25歳女性)

 一緒に暮らしながら友達関係に戻れるのは素晴らしいですね。こういうケースでは、前の関係をズルズルと引きずってしまいそうですから。

 その別れが良い思い出になるかどうかは、「納得できること」「その後の関係が良好なこと」の2つがカギといえそうです。「もうしばらくは恋愛なんてしたくない」と考えてしまう別れではなく、できれば「次もいい人に巡り合いたいなあ」と思える前向きな別れがいいですね。それがなかなか難しいのですが…。

(有井太郎+プレスラボ)
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有井太郎+プレスラボ

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