ヒトメボ

恋愛コラムニスト

内埜さくら

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 一昔前に「おバカタレント」がブームになりましたが、今でも彼女たちのようなちょっと抜けているイメージのあるおバカな女子って、愛されキャラだったりモテてていたりすることが多いですよね。これってどうしてなんでしょうか? 恋愛コラムニストの内埜さくらさんにお話を伺いました。

おバカ女子がモテるのは、男性が優位に立ちづらい社会になった裏返し!?

「男性は、完璧な女性より、隙があって自分が優位に立てる女性を好む傾向があります。いわゆる“おバカ”な女性のほうが、完璧な女性よりも隙やツッコミどころが多く、かわいげや女性らしさを感じやすいのでしょう。なので、おバカな女性のほうがモテるというのは一理あると思います。これは、女性の社会進出が進み、収入的にも立場的にも男女平等となり、男性が優位に立ちづらい社会になったことが背景として考えられます。その一方で、亭主関白という言葉もあるように、女性は男性の一歩後ろで支え、男性を立てることが美徳だという価値観だけは今なお根強く残っています。ですから、おバカな女性の需要が高いのだと思います」(内埜さん)

 ちょっと情けなくもありますが、男性として納得できてしまう部分が少なからずあります…。しかし、需要が高いのであれば、それを利用しない手もないですよね(笑)。こうしたおバカキャラを自然に演じるとしたら?

効果的な3ワード! 『分からない』『知らない』『教えて』

「一番効果的なのは、会話で『分からない』『知らない』『教えて』の3つを言うことです。これは水商売の世界でも頻繁に使われるテクニックですが、以上の3ワードを使うことで、男性に会話の主導権を握らせ、満足感を与えられます。使い方はとても簡単。会話の中で男性の得意なことや、関心のあることを聞き出します。そして、その内容を自分が詳しく知っているとしても、『分からない。教えて?』ということで、男性側に説明させられるのです。このときにキチンと目をみて話したり、あいづちを打ったり、関心を持って聞いているということ示せば男性はその女性に対して、好印象を抱きます。また、この会話術は職場の上司や仲良くなりたい相手にも有効ですよ」(同)

 たしかに、あえて知らないふりをして相手を立てる会話は、男女関係に限らず処世術としても役に立ちそう。会社だとかえって男性のほうがこのテクニックを駆使しているイメージも。とはいえ、いわゆる“できる人”って、こうした振る舞いが好きじゃなさそうですが…。

できる女性が利用してこそ効果的!

「仕事がバリバリできる女性やルックスが良くても男気のない女性は、問題を抱えていても一人で処理しようとしがち。しかし、もしお目当ての男性がいるときは、その人に向けて思い切って『助けて』『できない』と言ってみましょう。普段のあなたを知っている人であればあるほど、できる女性が見せる弱い部分という、そのギャップを魅力に感じてくれるはずですよ。自分のプライドを傷つけてまでこびる必要はありません。ただ、たまには“バカなふり”を利用するのも、恋愛においては決して悪いことではないと思いますよ」(同)

 そもそも男性が完璧な女性に対して気後れしなければいい話のような気もします。でも、“おバカなふり”をテクニックのひとつとして利用できるのも、本当の意味での「できる女性」の証明といえるのかもしれませんね。

(冨手公嘉/verb)
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ライター

冨手公嘉

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