「なんでもいい」んじゃなかったの？　ムカついた彼の煮え切らない態度

　例えばデート中、「何食べたい？」「なんでもいいよ」というやり取りってよくありますよね。しかし、「なんでもいい」と答えていた彼が、実際はなんでもよくなさそうな態度を取ることもしばしば。そういった男性の煮え切らない態度を見てイラっとしてしまう女性も少なくないようです。そこで、ヒトメボの女性読者に「ムカついた彼の煮え切らない態度」について聞いてみました。

初めての手料理に「魚か～」

「彼に初めて手料理を振る舞うことになった。好き嫌いや食べたいものは特にないというので、腕をふるって魚料理を提供。その料理を見て彼が不満げにひと言『魚か～』と。『嫌なら食べなくていいよ』と言うと、『そういうわけじゃないんだけどさ……』と彼。『けど』なに？って感じでした」（千葉・24歳女性）

　「煮え切らない彼」は、食べ物関連のやり取りでよく登場するのかもしれません。彼女の手料理ということで、彼は空腹感や期待感を募らせすぎてしまったのでしょう。

部屋探しに難癖

「お互い実家住みだったけど、同棲をすることになった。部屋探しを始めて、最初のうちは楽しかった。私は結構どこでもよかったけど、『駅から遠い』『日当たりが悪いと』と彼はいろいろこだわっていた。比較的条件がよさそうなところが見つかっても『外壁が気に入らない』『不動産屋の営業が感じ悪い』と言ってなかなか決まらない。そのうち『同棲って最初は金かかるよなー』『貯金が○○円あったけど、今回で○○円まで減る』と言い出して、とうとう私も呆れた。『じゃあ同棲やめようね』っていって別れました」（神奈川・25歳女性）

　一度決めたことなのだから、ウダウダ言わずにきちんと全うしてほしいですよね。もしかしたら彼は、最初からあまり乗り気ではなかったのかもしれませんが、それならそうとはっきり言って！

プレゼントに微妙な反応

「誕生日プレゼントは何がいいかを聞くと『別に希望はない』ということだったので、タイピンをあげたら微妙な反応をされた」（東京・29歳女性）

　「なんでもいい」系の返答は、このようにそこそこの確率で「実はなんでもよくなかった」ということがあります。「なんでもいい」と答えたのなら責任をもって、微妙なプレゼントをもらっても全力で喜んだフリをしてくださいよ、と思うのですがどうでしょうか。

「気にしない」と言っていたのに後日ぐちぐち

「数合わせの合コンに誘われたので、彼氏にお伺いを立てると『全然気にしない。行っていいよ！』とのことだったが、後日そのことについて遠回しにぐちぐち言ってきた」（東京・32歳女性）

　「彼女のプライベートに寛容で理解力のある自分」でありたいのに、実際合コンに行かせてみたら悶々としてしまった彼の葛藤が垣間見えます。理想の自分と現実の自分のギャップは、埋めるのが難しいですが、悶々をぶつけられたほうにすればたまったものではありません。

買い物で30分悩む

「彼の買い物に付き合うときはいつもイライラしてしまう。ベルトひとつ決めるのに30分も悩まないでほしい。私は買い物が極端に早いらしいから、彼のスピードが余計に遅く感じるのだと思う」（福岡・27歳女性）

　ベルトひとつに30分が早いか遅いか、皆さんはどう感じたでしょうか。「彼女のショッピングになかば呆れて付き合う彼」の図はわりと典型的ですが、彼女の性格によってはこのように男女が逆転した図もありうるみたいですね。

実家に連れて行こうとすると「仕事が」

「付き合って3年の彼の結婚観がいまだによくわからない。私の両親も心配し始めているので実家に一度連れていきたいのだけれど、予定を聞いても『あー』とか『仕事が』といってなかなか来ようとしない」（東京・27歳女性）

　世の中に同じような悩みを持つ女性は多いのかもしれません。結婚は男性にとってことほど左様にハードルが高い!?

トイレに行くかどうか一日中悩む

「彼のお腹の調子が悪いらしく、『腹が痛いけどトイレに行きたいかどうかわからない』と言っていた。最初のうちは心配していたけど、一日中そんなことを言っているのでせっかくのデートも楽しめないし、後半は私も少しイラついてしまった」（東京・25歳女性）

　煮え切らないのは彼というより彼のお腹の具合でしょうか。デートが楽しめなかった彼女の怒りはわからなくもないですが、この彼も本当に苦しそうですし、病を憎んで人を憎まず、みたいにできたらいいですね。

　日々のちょっとした「煮え切らなさ」は愛嬌のうちですが、同棲や結婚など、重大な場面で煮え切らないと破局の原因にもなりえます。彼の煮え切らなさも含めて丸ごと包むことができればいいのかもしれませんが……なかなか難しいですよね。

(藤井弘美＋プレスラボ)