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2015.09.30
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2015.09.30
日頃からネイルサロンなどに通い、手や爪のケアを行っている女性は多いはず。しかし最近は、男性専用のネイルサロンも登場しており、定期的に通うビジネスマンなどもいるようです。とはいえ、男性が手のケアを行うのは、まだ一般的とはいえないはず。どのような目的で通う人が多いのでしょうか? 男性ネイル専門店「オトコネイル」代表の坂下隆子さんに聞きました。
ネイルサロンに訪れる男性の目的は、美容がほとんどかと思いきや、決してそうとも言えないようです。
「男性のネイルケアは、女性のような装飾ではなく、ささくれを取ったり、爪の表面を磨いたりという作業が一般的。爪の周りには副交感神経があり、触られているとリラックスできるようです。なので、どちらかというと休息やリラックスとしての効果を求めて来られる人のほうが多いですね」(坂下さん)
ネイルの最中に寝てしまう人も多いとのことで、癒しの手段としてネイルサロンを訪れてみるのも良さそうです。
とはいえ、やはり手のキレイさを求めて訪れる人も多くいるとのこと。
「ディーラーの方や営業の方など、対外的な交渉の多い職種の方がよく訪れますね。商談などで手元を見られる機会は必ずありますし、特に女性は自分が手のケアに気を配っている分、男性の手を自然にチェックしてしまいます。そこで手がきれいなら評価がマイナスになることはありませんので」(同)
書類にサインする際やメモをしているときなど、自分の手は思った以上に見られているもの。その手が相手からの印象に影響を与える可能性もあるでしょう。
「オトコネイルでは、爪の長さや形を整え、でこぼこ・縦すじを取り除きます。さらに爪の表面を磨いてツヤを出し、アロマオイルでハンドマッサージを行うのが基本の流れ。ただし手のケアは、普段から一人でも行えると理想的です」と坂下さん。そこで、具体的な方法をうかがいました。
「爪のフチにある甘皮が荒れたり、ささくれなどが気になったりする方は、ぜひキューティクルオイルを定期的に使ってみてください。キューティクルオイルを塗るだけで指先が保湿され、なめらかになるはずです。また、手全体のケアではもちろんハンドクリームも有効。ベストなのは、キューティクルオイルを指先に塗った後、手全体にハンドクリームを塗ることです」(同)
ハンドクリームは使っていても、キューティクルオイルを使っている男性は少なそう。指先が気になる場合は、検討してみても良さそうです。ただし、それ以上の細かい爪のケアを個人でやるのはオススメしないとか。
「爪は繊細で、やり方を間違えると傷ついてしまいます。甘皮を取る道具なども市販されていますが、これはネイリストでも練習が必要な技術。ケアの方法を間違えて痛めてしまう方も多いので気をつけましょう」(同)
一人でケアするときは、あくまで基本的なことのみにしておくように。それが一番安全なようです。
美容はもちろん、イメージ作りやサービスを受けているときのリラックス効果もあるという男性の手のケア。サロンに通うかどうかは別として、まずは簡単なケアを一人で始めてみるといいかもしれません。
(有井太郎+プレスラボ)初出 2014/3/6
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