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2015.08.20
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2015.08.20
夫婦やカップルだと、ひとつの布団やベッドで一緒に寝ますよね。実は、そのときの姿勢から、心理学的に2人の関係性が読みとれるそうなんです。
「寝ている間の行動には潜在意識が影響しやすく、お互いをどう思っているかという本音が出やすいのです。このため、寝つくときではなく“起きたとき”の2人の位置関係に注目しましょう」
と、教えてくれたのは、心理カウンセラーの根本裕幸さん。では、「起きたときの2人の姿勢」にどんな関係性が表れているのか、具体的に教えてください!
「一見対立しているように感じますが、相手に背中を向けるのは安心している証拠です。戦いなどでも、信頼できる相手に対して『背中を預ける』と表現しますよね。つまり、お互いに信頼し合っている関係だといえます」(根本さん)
寝はじめから背中を向けられると寂しい気もしますが、お互いに干渉しなくても安心できているからこその背中合わせなんですね。
「顔を向き合わせるのは対立関係を表しますが、恋人同士では対立というより少なからず緊張感がある状態だといえます。お互いに気を使い、まだ自分をさらけ出せていないのかもしれません」(同)
こちらは、付き合いたてのカップルに多そうな印象です。長く連れ添ったカップルや夫婦でも、ケンカしたときは向かい合わせになっているかもしれません。
「お互いに干渉せず、あまり束縛をしない対等な関係といえます。2人とも我が道を行くタイプかもしれません」(同)
仰向けは、独立した関係性を表しているんですね。お互い仕事に趣味に忙しいカップルを想像してしまいます。
「一方的に背中を預けるのは、安心しきっているから。抱かれる側が甘えたいタイプで、抱く側が受け止めたいタイプといえます。もしくは、抱かれる側がかなり抱く側に依存しており、恋人というより親子のような関係かもしれません」(同)
甘えたい・受け止めたいという依存の関係が表れているんですね。日によって関係性が逆転したりもするのでしょうか。
「手足を絡め合っているのは互いに求めあっている証拠です。より親密な関係を築きたいと思っていると考えられます。どちらかが一方的に絡ませている場合は、絡ませている側が積極的に求めていることを表します。逃がさないようにしているともとれます」(同)
仲睦まじい2人だけど無意識の「欲求不満」が表れているのかも!? あるいは、束縛したい気持ちを隠しているかもしれません。
「頭を乗せる側が腕枕をする側の懐に入っている状態なので、どちらかというと頭を乗せる側が甘える関係ですが、後ろから抱くよりは対等な関係性といえます。腕枕をする側も受け止めるというより、エスコート上手な人が多いはず。パートナーとして成熟した2人だと考えられます」(同)
紳士的な印象の腕枕ですが、成熟した大人の関係性を表す行為なんですね。朝起きたら、彼女に腕枕をされている男性というのも意外と多いのかもしれません。
「寝相やいびきなどの影響もあると思いますが、気を許し合っている関係だといえます。大の字で寝る人は自分をさらけ出すタイプで、亭主関白やかかあ天下になる可能性があります。気を許し合っているとはいえ、隅に追いやられている人は不満を抱いているかもしれないので、日頃のケアが大切だと思います」
自然体でいられる相手だからこそ、大の字で寝られるんですね。長く連れ添ったカップルや夫婦に多そうな印象です。
夜中にふと目を覚ましたときや朝起きたときに、2人の寝方を確認してみては? 恋人との関係性が分かれば今後の接し方も変わってくるかもしれませんよ。
(有竹亮介/verb)初出 2014/2/19
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