「らっきょ♪」「目をつむって、すべてを見る」　何をアピールしたいのか分からないSNSのプロフィール

　SNSでまず目にするのが、その人のプロフィール。趣味や経歴などが書かれていると、会話の糸口にもなりますよね。しかし、なかには思わず「？」となってしまうプロフィールもあるようです。「何をアピールしたいのか分からないSNSのプロフィール」をヒトメボ読者に聞きました。

｢ヒマだったら今晩飲みませんか｣

「LINEで友だちを表示すると出てくる一言コメント。そこに、気になっている異性が『ヒマだったら今晩飲みませんか』と書いている。でも、『今晩』って本当に今日のことなのかわからないし、本気で言っているなら誘いたいけど、『自分に言っているわけではないはず』と悩んでいる」（埼玉・29歳男性）

　飲むのが好きだから、いつでも誰でも誘ってほしいという意味なのでしょうか？　だとしても、本当に誘うのは勇気がいります。

｢目をつむって、すべてを見る｣

「学生時代に知り合った私の友人。社会人になってからツイッターを始めたのだが、そのプロフィールに『目をつむって、すべてを見る』と真面目なことが書いてあった。意外な一面を見た気がしたが、ツイッターのつぶやきは普段通りのたわいもないことばかりなので、それならあんな意味深なプロフィールにしなければいいと思った」（愛知・24歳女性）

　「目をつむったら見えないじゃん！」と突っ込むのは恐らく野暮なのでしょう。もしかしたら「うわべだけのツイッターのやり取りの中でも、自分はすべてを見通している」という意味なのかも、いやいや考え過ぎですね。

　　

｢ファイナンシャルプランナーをやっています。最近、失恋しました｣

「ミクシィのプロフィールに、『ファイナンシャルプランナーをやっています。最近、失恋しました』と書いている人がいて、そのプロフィールの急展開に驚いた。職業からの失恋報告は、どんな意味があるのか考えてしまった」（東京・28歳女性）

　「失恋しました」と載せるのは不自然でもないですが、ファイナンシャルプランナー（仕事）からの失恋（プライベート）は、なかなかの落差ですね。間にもうワンクッションあると、ソフトになるかもしれません。

　

｢高2で北海道に引っ越しました｣

「ツイッターに、『高2で北海道に引っ越しました』と一言書かれたプロフィール。でもその本人はもう24歳なので、なぜそこの引っ越し歴だけピックアップされているのか、疑問に思っている」(愛知・30歳男性)

　かなり前に書いたプロフィールがそのまま残されているという可能性もありますが、本人にとってはその引っ越しが人生において重大な局面だったのかも。

　

｢こっちが本物ってやつより本物｣

「LINEに同じ名前のユーザーが2人いて、どちらかに『こっちが本物』とコメントで書かれているケースがある。しかし、ある人は、『こっちが本物ってやつより本物』と書かれている。もうどれが本物なのかわからない」（愛知・28歳女性）

　本物を見つけるにも一苦労ですね…。そもそもなぜ、同じ名前のユーザーが2人いるのでしょうか。どちらかが偽者なのか、どちらも本物なのか…。誰か教えてください…。

　

｢らっきょ♪｣

「LINEの一言に『らっきょ♪』と書いている友達。なぜ、数あるワードから『らっきょ』を選んだのか。そしてなぜ、末尾に♪マークを入れたのか。そのチョイスの不思議さが逆に気になっている。いつか友達に直接聞きたいが、いざ会うと恥ずかしくなって聞けない」（長野・28歳男性）

　これだけ友達に興味をもたせているのですから、この一言コメントのチョイスは「センスあり」ということでいいのではないでしょうか。その裏にある意味はまったく読み取れませんが、むしろ意味を考える必要はないのでしょう。

　いろいろなプロフィールを見ていると、思わず首を傾げてしまうものも少なくないもの。ただ、そもそもプロフィールはその人の自由ですから、それに疑問を感じることが無意味なのかもしれません…。それよりも、自分のプロフィールを粋なものにしたいです。「らっきょ♪」のように。

　

(有井太郎＋プレスラボ)