ヒトメボ

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 お金の使い方を考えるのはとても大切なこと。友達や恋人など、人付き合いの上でも金銭感覚は重要ですよね。ところで、慎重にお金を使うタイプの人のことを、「ケチ」や「倹約家」と言いますが、いったい何が違うのでしょうか? 今回は「ケチと倹約家の違い」についてヒトメボ読者に聞いてみました。

価格で選ぶのがケチ、コスパで選ぶのが倹約家

「安いものしか買わないのがケチ。安かろうが高かろうが、必要なものしか買わないのが倹約家だと思っています」(東京・46歳男性)

 安いものにはそれなりの理由があったりします。いくら安くてもすぐに使えなくなってしまったら、結局余計にお金がかかってしまいますよね。倹約家は価格ではなくコストパフォーマンスを見ているのかも。

とにかくお金を使わないのがケチ、無駄なお金を使わないのが倹約家

「お金を貯めることだけを考えているのがケチで、楽しむことに使うためにムダな出費を控えるのが倹約家。デートで『これ食べたい』って言ったものに対して『高いからやめよう』という人はケチです。また、結局食べたいものを食べたけど、後から『本当は○○を買うために使うはずのお金だったんだけど、たまにだから贅沢したな』と言われて、すごくムカついたことがあります」(東京・36歳女性)

 お金への態度があからさますぎると、楽しいはずのデートも一瞬にしてつまらなくなり、相手にも冷めてしまいそう。誰かと楽しく過ごす時間、おいしい料理を食べられた満足感がお金で買えたと思えれば、デートが楽しくなりそうですが…。

空気を読めないのがケチ、TPOをわきまえるのが倹約家

「TPOをわきまえるのが倹約家で、空気を読めないのがケチだと思います! 打ち上げに『お金がもったいないので行きません』とか言っちゃうような人はケチ」(東京・34歳男性)

 周囲との関係性より自分のお金のほうが大事という態度ばかり取っていると、周りから白い目で見られてしまいますし、ゆくゆくは自分の首を絞めることになりそう。

人のために使わないのがケチ、人のためなら使うのが倹約家

「人のために何かしてあげるときでも、いかにお金をかけないかばかり考えながら節約する人がケチ。財布のヒモがひたすらかたい。大事な人へのプレゼントやお返しなど、ここぞというときにはちゃんとお金を使える人が倹約家。倹約家は財布のヒモは自分で調整できていると思います」(宮崎・27歳女性)

 本当にお金がないなら仕方ないですが、お金はあるけど人には使いたくない、だと相手もその人のためにお金を使うことはなくなってしまいそう。

余らせるのがケチ、使い切るのが倹約家

「最終的に得をするのが倹約家、損をするのがケチかな。例えば、大根を買って葉っぱも菜飯にするのが倹約家、割引で安いからって大量に大根を買って腐らせるのがケチ」(東京・33歳男性)

 大根をムダなく1本使い切るのは工夫が必要ですが、これができるとかなりの達成感がありそう。安いからって必要以上に買ってしまうこと、ありがちですよね……。

人の力でお金を浮かせるのがケチ、自分の力でお金を浮かせるのが倹約家

「『タバコ1本ちょうだい!』ってしょっちゅう言ってくる先輩。周りの人まで巻き込むのはケチだなあって思うし、だんだん距離を置くようになった。特売日をチェックするとか、自分の力でお金を浮かせようとしている人は倹約家だと思うけど」(熊本・28歳男性)

 人に迷惑をかけてまで節約するのは……。お金を失わない代わりに、大切なものを失っています。

いま払うお金だけを考えるのがケチ、トータルで払うお金を考えるのが倹約家

「いま払うお金を少なくしようって考えるのがケチ、トータルで払うお金を少なくしようとするのが倹約家な気がする。彼女がいつも10個入り298円の商品じゃなくて、5個入り198円の商品を買ってるんだけど、しばらくするとまた買ってて、最初から多いほうを買えばいいのにっていつも思う」(栃木・27歳男性)

 目先のことだけしか考えていないのがケチ、長期的な視点で考えられるのが倹約家なのかも。

 ケチは目の前のことしか考えていないので、お金も人間関係も、結果損をすることが多いようです。楽しむときは思いきり楽しみ、不必要なものには無駄な出費をしないで、倹約家を目指したいものですね。

(姫野ケイ+プレスラボ)
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