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2016.05.29
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2016.05.29
SNSは、ただコミュニケーションのために利用している人もいれば、多くの人に何かを伝えたくてアピールのために使っている人もいます。ただ、その思いが伝わり過ぎたり、あざと過ぎたりして困っている人もいるようです。そこで、ヒトメボ読者に「SNSで見かけるちょっと控えてほしいアピール」について聞いてみました。
「会社の上司がフェイスブックを申請してきたので、友達に。しかしこの上司、毎日のようにマラソンで走ったコースとタイムを投稿して、達成感にあふれた文章を見せつけてくるのがウザい。実際は、中肉中背で全然さわやかなタイプではないのに」(東京・33歳女性)
毎日達成感を味わわないと続けられないのかもしれませんが、毎日アピールされるとイライラしてしまいますね。かといって、上司なので友達拒否するわけにもいきませんし…。ひたすら耐えるしかないのでしょうか…。
「女性コンサルタントのツイッターを見ているのだが、彼女はよく、自分について言及している人のつぶやきをリツイートしている。それはいいのだけど、彼女がリツイートするのは『◯◯さんはキレイなのに気さくで…』とか『あんなにキレイな人が、辛い経験をしているなんて…』など、とにかく『キレイ』という言葉が入ったものばかり。そこまで自分のキレイさをアピールしたいのか」(新潟・30歳女性)
「キレイ」といわれてうれしくなり、リツイートする気持ちも分からなくはありませんが、いくら自分では言ってないとはいえ、やり過ぎれば自分で「私はキレイです」とつぶやく以上の押しつけがましさが出てしまうようです。
「コメント欄で唐突に外国の友人と長文で英会話したかと思うと、誰に向けてか知らないが翻訳文を掲載する。読めない人もいるのに得意気に語学をひけらかしているようで感じが悪いから? 違うから。無性にイライラするのはあなたのそういうとこだから」(東京・35歳男性)
お金持ちのあざとい庶民派アピールみたいなものでしょうか。持たぬ人をバカにしているのでなければ、実際のところ、お気遣いなく勝手にやって頂くほうがよかったりしますよね。
「フェイスブックで、しきりに『今日も睡眠時間は3時間』、『夜11時なのに後輩のサポートで帰れず』、『休日も朝から仕事』といった“頑張っているキャラ”を出してくる人がいる。気持ちはわかるけど、それ以外の投稿もしてほしい」(長野・25歳男性)
よく「寝てないアピール」なんていわれますが、もちろんSNSでも同様のアピールは存在する様子。時々やるならまだしも、そればかりだと「かまってちゃん」に思われてしまいそうです。
「ツイッターで、何の脈絡もなく、急に『私は仕事の際、◯◯を心がけています!』とか『私は仕事において、◯◯はダメだと思います』みたいな仕事哲学を語りだす人がいて面倒。そんなに仕事人間キャラを見せられても困る」(静岡・35歳男性)
取引先や上司へのアピールを思い立ったのかもしれないですが、急にスイッチが入ってしまった人には面食らうもの。ただ、その調子で面と向かって語られるよりは、ツイッターで一方的に語ってくれる方が楽な気もします…。
「フェイスブックに日常の写真を載せている女の子。写真をよくよく見ると、『株主限定ビール』や、どでかい液晶テレビなどを入れ込んでいて、リッチ感を出している。決して自分の思い込みではなく、その子はマルチのような勧誘をしてきたことがあるので、意図的なのは確実。たぶん、その一環でのリッチなキャラ作りだと思う」(東京・29歳男性)
いろいろな企みを持っている人もキャラを装って利用していることがありますので、そのあたりは気をつけないといけませんね。
「ツイッター上では、自分のモテない感じを笑いにしたり、『女子から冷たい目線で見られた』とつぶやいたりしているのに、その人の名前をネットで検索してみると、実はイケメンなので腹が立つ。イケメンなのに、モテないキャラを演じるのはやめてほしい」(東京・31歳男性)
これは、ひがみが若干入っているような気もするのですが…。でも確かに、「モテない」アピールをSNSで繰り返していた人が、いざ写真を載せたら美男美女だった場合は、なんだかガッカリします。
不特定多数の相手に自分の思いを発信できるのがSNSの良さですが、受け手によって捉え方や印象は変わるもの。誰かにはよく映っているアピールでも、別の誰かの不興を買ってしまっていることがあるようです。もちろん、そもそもアピールじゃないのに…なんて場合もあるのかもしれません。なかなか難しいものですね。
(有井太郎+プレスラボ)初出 2015/5/29
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