父親みたいな落ち着きを求めてしまう……　ファザコン女子が彼との交際で困っていること

　いくつになってもお父さんのことが大好きなファザコン女子。父娘の仲が良いのは微笑ましいことですが、異性との交際では色々と苦労することもあるようです。ヒトメボの女性読者に「ファザコン過ぎて彼との交際で困っていること」を聞きました。

彼に父親並の落ち着きを求めてしまう

「彼氏と交際すると、無意識に父と比べてしまう。特に比べるのは、精神面。私が困っているときに落ち着いているか。あるいは、頼れるかなど。でも、私と同年代の人が父と同じ落ち着きを見せることはまず不可能なので、大抵は失望する」（東京・24歳）

　落ち着きや頼り甲斐は、人生経験を重ねる中で身についていくもの。父親と同じ落ち着きを持った人は、同年代ではあまりいないかもしれません。かなり年上の男性と交際するのがベストでしょうか…。

彼と趣味が合わない

「小さい頃からお父さんが好きで、音楽や映画についても、お父さんに見せてもらった作品を好んでいる。そのため、音楽や映画は、昔のものが好き。となると、同年代の彼氏にはなかなかその趣味がわかってもらえない」(東京・27歳)

　同じ遺伝子の持ち主ですから一緒に作品を鑑賞していれば、同じくハマるのは当然でしょう。恋人と一緒に楽しむ機会の多い趣味については、理解されないと苦労するかもしれませんね。

オジサン好きだと疑われる

「父の影響でお酒に野球に釣りといった感じで、いろんな趣味がいわゆるオヤジ趣味です。彼は『昔オッサンと付き合ってた影響なんじゃないの？』なんて疑って、年に見合わないことを知ってたり仕事で年配の男性といるだけで不機嫌に。父の影響と言っても信じないし、そうだと分かってもあまりいい顔しない。私が好きなのは父であってオジサンではないのに…」（東京・27歳）

　若い男性からしたらお金も権力もある年配の男性はライバルですからね。それに、自分より彼女のほうが詳しいとプライドが許さないという分野がある男性も多そうです。「私が好きなのは若いあなた」と言ってあげてください。

彼より父親と飲むほうが楽しい

「私とパパは大のお酒好き。一度、彼氏を紹介して3人で飲んだことがあるのだけど、彼氏は途中でお酒のペースについて来られなくなり離脱。私とパパで明け方近くまで飲んでいた。そのとき、彼氏には『パパみたいに飲める人がいい！』と厳しく言ったようで、翌日、彼氏に文句を言われた」（新潟・28歳）

　「彼氏の紹介」という本来の目的を忘れて、父娘で彼をほったらかしにしてしまったんですね。こんな出来事があると、交際はためらってしまうかもしれません。

彼を父親との相性で選んでしまう

「新しく彼氏ができそうなとき、無意識のうちにその男性とパパがしゃべっている姿をイメージしようとする。そして、イメージがうまくできない場合は、つい交際を断ってしまう。パパと仲良くできなさそうな男性とは、結婚という未来が見えないので」(愛知・29歳)

　どうしても譲れない重要な条件なのでしょうね。ファザコン女子と付き合いたい場合は、“義父とも仲良くやっていけそうアピール”が必要です。

　

2週間に一度、彼と父親を連れて3人で出かけないといけない

「今でも休日はよくお父さんと二人で出かけている。そのため、彼氏ができるとお父さんの誘いを断らなければいけないケースが増えてくる。でも、2週連続で断るとちょっとかわいそうなので、仕方なく私と彼氏とお父さんの3人で出かける。そして、ぎこちない1日を過ごす」（東京・26歳）

　

　この場合、お父さんとのお出かけに彼がついて来ているのか、彼とのデートにお父さんがついて来ているのか、どちらになるんでしょうね。お父さんの、娘が大好き！という気持ちもよく伝わってきます。

　

「お父さん」連呼に彼がプレッシャーを感じている

「お父さんと頻繁にLINEをしているので、彼氏のいる前でつい『あ、お父さんから連絡が来た』『お父さんのLINEおもしろい』などといってしまう。深い意味はないのだけど、彼氏は『お父さん』の連呼にプレッシャーを感じている様子」（山梨・29歳）

　彼女のお父さんという存在に彼は少し緊張して身構えてしまうもの。「お父さん」という言葉はあまり頻繁には聞きたくないものかもしれません。

　女性が父親に強い愛着を持っている場合、父から娘への愛情は、さらにそれを上回る強固なものになりそう。となると、その女性と付き合う彼にとっては、いざご挨拶なんてタイミングでの怖いお父さんの影が余計にちらつくわけで…。ファザコン女子は、せめて彼といるときは、なるべくお父さんの存在を意識させないようにしたほうが良いかもしれないですね。

(有井太郎＋プレスラボ)

初出 2015/5/25