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2013.07.04
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2013.07.04
よく、男性がスーツを着ると『3割増しに格好良く見える』と言われますよね。ヒトメボにも「スーツ姿の異性にドキドキする」という投稿が多く寄せられています。そこで! 「なぜスーツ姿だと男性の魅力が増すのか」男女の心理の側面から考えてみたいと思います。
「スーツ」というと、颯爽とスーツを着こなすビジネスマンを思い浮かべる女性が多いと思いますが、ビジネスマンにとってスーツとは、まさに「デキる男の制服」という役割を果たしていると言っても過言ではありません。日頃はTシャツにGパンという、ラフな姿で休日を過ごす男性も、スーツを着て仕事に出かけると、「背筋が伸びて、スイッチが入る」といいます。それは無意識であっても、「スーツ姿」というものが、なにかしら男性の心理に影響を及ぼしていると考えられます。
実際、女性に「私服の彼」と「スーツ姿の彼」を比較してもらい、その印象を尋ねると、「私服の彼はだらしがない」「ふつう」「ドキドキしない」といった意見が多く並ぶのに対し、スーツ姿は「格好いい」「凛々しい」「頼もしい」「男らしくみえる」といった意見が並びました。このように女性はスーツ姿の男性に対し、基本的にポジティブな印象を受けていることが分かります。また、興味深いことに、ヘアなどは一切変えずに、普段着からスーツ姿になっただけでも、その印象は明らかに変化することが分かりました。(筆者による独自調査)
では、その印象の変化をもたらす「違い」とは一体、何なのでしょうか?
冒頭、「ビジネスマンにとってスーツとは、まさに『デキる男の制服』という役割を果たしている」とお伝えしました。「制服」というと、学生服を思い出す方もいるでしょうが、学生服に限りません。身近なところでは警察官、消防士、ドクター(白衣)といった職業でも制服を着用しています。なお、学生服は「理性」「規律」といったものをイメージさせ、警察官、消防士、ドクターの制服には紳士的で頼もしいイメージがあります。それらのイメージは、年齢や職業観によっても変化しますが、基本的にポジティブなイメージであることが特徴です。これを「印象形成」と言い、あること(物)に対して持ったイメージが元となり、私たちの価値観に影響を及ぼすことを言います。まさにスーツは、私たちがスーツという「制服」に持つポジティブなイメージを、そのまま私たちに伝えています。
だから、私服姿の彼とスーツ姿の彼とでは、中身は変わらなくてもその印象が大きく異なるのですね。
男性の意識も「私服時」と「スーツ時」では意識も異なることはお伝えした通りですが、ここで「印象操作」のお話をしておきたいと思います。
印象操作とは、他人に見られている自分(他者評価)を利用して、相手に与える印象を操作することを言います。1つ、恋愛面に効果的な「印象操作」の例を挙げれば、普段はTシャツ、Gパンといった格好でデートする男性が「ここぞ!」という場面でスーツを着て出かける。すると、女性は普段、見ることの少ないスーツ姿の彼に対して、思わずトキメいてしまうことがあります。
つまり、「着ている服が変われば、印象も大きく変わる」ということですが、このように「印象操作」を意図的に利用できれば、恋愛面でも大きな効果を得られるというわけです。
いかがでしたでしょうか? 会社帰りにスーツ姿でデートをしたり、出会いの場にスーツ姿で登場するなどすれば、女性により魅力的な印象を与えやすいと言えるかもしれませんね。
(植田愛美/コンセプト21)
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