0
0.0(0人が評価)
2016.04.28
0
0.0(0人が評価)
2016.04.28
失恋による心の傷を癒してくれるのは時間だけではありません。過去に先人たちが残してくれた素敵な言葉によって痛みが和らぐこともあります。今回はそんな、心にぽっかりと開いた穴を埋めてくれる、失恋に効く8つの名言をご紹介します。
数々の名作を残しているシェイクスピアの名言。求めて求めて手に入らなかった恋にすがってしまっている人は、求めずして手に入る恋にも目を向けてみてください。今までは想像できなかった穏やかな幸せが、そこにあるかもしれません。
イングランド国王ジェームズ1世に気に入られたという、17世紀の詩人、ジョージ・ハーバート。失恋してドン底のとき、時間が味方をしてくれることを教えてくれる言葉です。悲しみがとけてくれることを信じながら、前を向いて生きましょう。
言わずと知れたココ・シャネル。ビジネス界では大成功を収めていますが、男爵に囲われて宙ぶらりんな数年を過ごし、最愛の男性だったアーサー・カペルは他の女性と結婚してしまう……という経験の持ち主。「愛した男性に頼りたい自分」と「自立した女性としてのプライド」の葛藤が感じられる名言です。
最愛の人との別れに「こんなことなら出会わなければ良かった」なんて想いがよぎるかもしれません。でも、別れが訪れたのは、たとえ一時でも結ばれることができたから。身が引き裂かれるほど辛いのは、それほど深く愛したから。その経験はきっと人生の宝になります。
不倫などの泥沼恋愛に疲れ、51歳で出家をした瀬戸内寂聴さんのお言葉。叶わぬ恋に情愛を注いでしまった女性の心の傷は、深いもの。解せない想いを抱えて生きてきた女性だからこそ、言葉に説得力があります。
本気で傷つき悲しめる恋ができたことをいつか誇りに思えるようになれたらいいですね。心も体と同じ、愛し合って傷つけ合うことで、少しずつ成長していくもの。
辛い気持ちと向き合って涙を流すのは、それでも忘れたくはない素敵な恋だったからかもしれません。できれば傷つきたくはないけれど失恋してそれを悲しむこともまた大切な恋の一部です。
蛇に唆されたアダムとエバが、神の禁を破って「善悪の知識の実」を食べ、最終的にエデンの園を追放されてしまう「失楽園」の作者、ジョン・ミルトン。ただそこにあるひとつの出来事をどう捉えるか。すべては自分の心次第です。
失恋は自分の体の一部を切り取られたような痛みを伴いますが、同時に新しい人生を切り開くきっかけでもあります。傷ついた心は、時間によって、言葉によって、いつか必ず癒されるもの。焦らず、ゆっくり、次の恋に備えましょう。
(桜まゆみ+プレスラボ)初出 2015/4/28
0comments