4000円と3時間半でできる乙めなデート。「デーゲーム観戦」

　外デートがしたくなるこの季節。彼女が行ったことのないような場所を提案したい。低予算でおもしろいデートがしたい…こんな条件を満たしてくれる、乙女が喜ぶ乙なデートスポットはないものか？

　そんなときにおすすめなのが、プロ野球のデーゲーム観戦。実は野球場には、野球に興味がなくてもエンターテインメントスポットとして楽しめるポイントが意外と多いのです。しかも、その日の気分で行けて予算4000円、所要時間は3時間半。予約必須の話題のレストランに行くより、手軽で手頃なデーゲーム観戦に出かけてみてはいかがでしょう？

［デーゲーム観戦のポイント］

＜予算＞

4,200円

※チケット代2000円+飲食費（ビール600円×2杯+おつまみ500円×2品）＝4200円

※ビール代やおつまみは参考価格です。

＜チケット代の目安＞

外野席…1500～2000円程度

内野席…2500～4000円程度

自由席、指定席など席の種類や球場によって設定金額は異なるので、あくまでも参考までに…。

＜所要時間＞

3時間半

　１試合あたりの所要時間は、おおよそ3時間半程度。延長戦に持ち越した場合はさらにかかるとみて。もちろん途中で切り上げるのは自由なので、彼女が飽きだしたら空気を読んで会場を変えるのもよし。

＜服装＋持ち物＞

チケット

歩きやすい靴

ミニスカートNG

ハンカチやタオル

日焼け止め

日傘NG

ゴミ袋

席が傾斜しているため、パンチラの可能性があるのでミニスカートは避けましょう。また、野球場ではゴミ袋が大活躍。大抵の球場は席に荷物置きがないので、ゴミ袋にバッグを入れておけば汚れず、後ろの席からビールがこぼれてきたときも（これ、よくあるので注意！）濡れを防げます。帰りはその袋にゴミをまとめて捨てましょう。

[デーゲーム観戦までの流れ]

チケット購入

　事前にインターネットやコンビニで購入するか、当日球場のチケット売り場で購入を。12球団の中でも特に人気の巨人阪神戦は、当日券売り切れの場合もあるので注意しましょう。特に好きな球団がないときは、応援や演出を楽しみたいならホームチームの応援席側。できるだけ空いてる席でのんびり過ごしたいならビジターチームの応援席側がおすすめです。

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ビアガーデン気分で乾杯！

　デーゲーム観戦の魅力と言えば、屋外球場限定ですが開放的な空の下で太陽と風を浴びながらお酒が飲めること。また、スタンド内の売り子さんを呼び止めて、その場で注ぎたてのビールが飲めるのは野球場ならではの醍醐味！ ビールのほかにもチューハイ、ハイボール、焼酎など、種類は居酒屋レベルに豊富。青空の下、気持ちいい風を浴びながら飲むお酒は格別です。もちろんソフトドリンクの販売もあるので、お酒が苦手な人も安心です。

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スタジアムグルメを食べ歩き

　そして、野球観戦に訪れたならスタジアムグルメも見逃せません。各球場の名物を求めて、お祭りの屋台めぐりをする気分でグルメ散策を楽しみましょう。おすすめのスタジアムグルメの一例をピックアップしてみました！

＜神宮球場＞

ウィンナー盛り…鉄板でアツアツに炒めたウィンナーがお皿いっぱいに盛られた、見た目も食べごたえもインパクト大な一皿。神宮球場の名物グルメのひとつ。

地鶏焼き…プリプリの食感がお酒のおつまみにぴったりな、宮崎地鶏の鉄板焼き。七味やマヨネーズを加えてお好みの味を楽しんでも○。

＜横浜スタジアム＞

みかん氷…かき氷にみかんの缶詰めをシロップごとかけた人気メニュー。シンプルで素朴な甘さにファンが多い。

崎陽軒のシウマイ弁当…言わずと知れた横浜名物。売り切れ必至なので見つけたら即購入がおすすめ。

＜阪神甲子園球場＞

焼き鳥・イカ焼き…注文を受けてから秘伝のタレをつけて焼く、ジャンボサイズの串焼き。香ばしい匂いが食欲をそそります。

金本兄貴のスタミナハラミ丼…大きなハラミがぎっしり詰まった食べごたえ抜群のお弁当。甲子園球場には選手にちなんだメニューが数多く展開されているので、お気に入りを探してみて。

　そのほかスタジアム内にあるケンタッキーフライドチキンでは球場限定販売の「ケンタ丼」なども展開。（販売のない球場もあります）「おいしい」うえに「限定」とくれば、ふたりのテンションもきっと上がるはずです。

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7回の応援演出でファンと一体に！

　プロ野球12球団ごとに、7回の攻撃前に必ず行われる応援演出。各球団のファンたちが、球団の応援歌を歌ったりジェット風船を飛ばしたりと、趣向を凝らした演出で選手たちを鼓舞します。特別その球団のファンではなくても、その時ばかりはファンに混じって盛り上がっちゃいましょう。なかでもおもしろいのが、東京ヤクルトスワローズ。「東京音頭」のメロディに合わせて傘を左右にフリフリ♪ 専用グッズの販売もありますが、手持ちの折りたたみ傘で参加しても○。途中で入る「ヨイヨイ♪」の合いの手もお祭り気分を盛り上げます（笑）。

　最後に、観戦前におさえておくべきポイントを伝授！

座席指定可能な場合や自由席は端席を取る。（観戦中に他人の前を横切るのは気が引けるものだし、端席のほうがトイレや買い物の出入りがしやすい）

男性は試合に夢中になりすぎない。ルール解説は彼女に聞かれたときのみすべし！

許可されている席以外で立って応援するのはNG。ゴミはスタンドに置いていかない。

　特定の球団のファンでなくても、野球のルールを知らなくても、行ってみたら意外なおもしろさにハマるかも!?　次回のデートにぜひ、「デーゲーム観戦」を提案してみては？

(坂井あやの/verb)