男性の心をくすぐるツボを見つける！ 調味料で性格分析

　お料理のおいしさを決める大切な要素のひとつ、調味料。「目玉焼きには何をかける？」…という話題でランチタイムいっぱい盛り上がれるくらい、調味料の好みは人それぞれ。たとえどんなにいい食材を使っても、口に合わない調味料で味付けされてしまったら、おいしいとは感じられないかもしれません。

　今回は、調味料から「男性の心をくすぐるツボ」を分析してみましょう。お話をうかがったのは、心理カウンセラーの中原謙一さん。調味料の中でも特に好きなひとつを思い浮かべてみてください。女性の場合は、気になる男性に聞いてみてくださいね。

「ソースは瀬戸内海沿岸で好まれる調味料。ソースが好きな男性は『瀬戸内海気質』と言えるでしょう。熱中しやすく、ときには他人を無視して行動する傾向があります。また、つい周りの期待に応えようとがんばってしまう一面もありますね。おしゃべりが好きで、周りを楽しませるのが好きなこのタイプは、相手の反応によって喜びを感じます。ソース好きの彼がしたことや言ったことに対して、笑ってあげるとか、突っ込んであげるなど、ボケと突っ込みのような反応を返してあげるといいですよ」（中原さん・以下同）

「マヨネーズに合う食べ物はたくさんあります。自分のペースに巻き込んでしまう味の強さは『東京気質』と言えるでしょう。マヨネーズが好きな男性は、相手が自分に合わせてくれるのが当たり前と思っているところがあり、自尊心が強く、わがままな一面もありそうです。自分の思いどおりにならないと気が済まないところがありますが、人と争うのは好きではないし、誰とでもすぐに友達になれるタイプです。意外と仲間意識が強かったりもします。このタイプは、寂しがりやの一面もあるので、かまってあげると喜びます。ただし、グチを聞いてほしがったり、ひとりになりたがったりと、人それぞれ甘え方が違うので、ご注意を」

「ケチャップは南九州でよく使われている調味料。ケチャップを好む男性は『薩摩隼人気質』と言えるでしょう。頑固で、強いこだわりを持っていますが、一方で少しおくびょうな面があります。また、純粋で傷つきやすく、内向的な反面、自分の考えは曲げない芯の強さも持っています。独特な考え方を持っているこのタイプは、一般的な考えではわからない部分がありますので、わからないからといって悩んだり突き放したりするのではなく、それも個性と受け入れてあげるとよいでしょう。自分のできる範囲でわがままを聞いてあげると喜びますよ」

「醤油を好む人は都心部よりも地方に多く、このタイプの男性は『東北気質』と言えるでしょう。人のために何かをしてあげるのが好きで、考え方は保守的になりやすく、愛情の深さはかなりなものです。このタイプは、相手が自分のことを立ててくれたり、相手の役に立てている、必要としてくれていると実感するとうれしく感じます。ささいなことでも『ありがとう』と喜んであげるとよいでしょう」

「西日本のなかでも晴れの多い地域で好まれて使われているポン酢。ポン酢が好きな男性は『北九州気質』と言えるでしょう。外見からそう見えなくても、内面はすごく恥ずかしがりやな面があります。積極性に欠けるところもありますが、人を楽しませるのが好きで、あっさりしていて、重たい雰囲気に弱い一面も。人に頼まれると断れないこともままあります。このタイプは、プレッシャーに弱い傾向があるので、ほめてプレッシャーを和らげてあげるとよいでしょう」

「焼き肉のたれがよく合う食べ物は、なんといっても肉ですね。焼き肉の消費量の多い『中部気質』と言えるでしょう。気が強そうにふるまって見せる一方、他人の評価が気になって気弱になりがち。自分を信じて突き進む自信家か、自分が信じられず悩み続けるか両極端の傾向があります。周りに理解されず、悩むこともしばしばありますので、よき理解者や仲間を得るとのびるタイプです。このタイプは、人からわかってもらえないと思っているので、わかってあげたり、わかろうとする意欲を見せてあげるとよいでしょう。じっくりとグチを聞いてあげると喜びますよ」

　いかがですか？ 思い当たるところがありましたか？

「自分の体は自分が食べたものでできています。だからこそ、食べ物や味の好みは、その人の性格や考え方、ライフスタイルにも強く影響されるのでしょう」と中原さん。食と心の関係には、隠された秘密がまだまだたくさんあるかもしれませんね。

(せんち/クレッシェント)

初出 2013/1/29