ヒトメボ

映画ライター

新谷里映

  • twitter
  • facebook
  • line
  • はてなブックマーク
  • コメント入力フォームに移動する
  • 評価フォームに移動する
読了時間:約4分

 突然ですが、恋愛映画を観て、胸をキュンとさせる決め台詞に胸を鷲づかみにされた経験はありませんか? 思わず気恥ずかしくなってしまうような映画の甘い台詞も、ちょっとアレンジを加えたり、さりげなく言ってみることで、日常シーンに使えるのでは…? そこで映画ライターの新谷里映さんに恋愛映画に登場する「甘〜い台詞」を教えてもらいました。まずは、誰もがタイトルを知っている往年の名作から!

決め台詞:

「酔っ払うまで帰らないと約束して」

『ティファニーで朝食を』(1961年公開)

監督:ブレイク・エドワーズ

出演:オードリー・ヘプバーン、ジョージ・ペパード 他

「オードリー・ヘプバーンの代表作の1本にして、名作ラブストーリーの1本。ヘプバーンが演じるのは、お金持ちにしか興味のないコールガールのホリー。そんな彼女の前に現れ、彼女の心を動かしたのは、彼女のアパートの上に越してきた作家のポール(ジョージ・ペパード)。古い作品だけれど、ヘプバーンの衣裳もメイクも部屋のインテリアもすべてがお洒落で、描かれているラブストーリーも共感できるものばかり。この台詞のポイントは『落としたい!』と一緒に飲んでいて、自分が先に酔っぱらってしまったときに言うこと(笑)。普段気丈な女性であればあるほど、この台詞は最強かも。ストレートに『帰らないで』というと重い印象になることもあるので、そんなときはこの台詞をアレンジして『酔っ払うまで帰らないでね』と可愛く言ってみるのもアリです」(新谷さん)

決め台詞:

「愛してる」

「同じく」

『ゴースト/ニューヨークの幻』(1990年公開)

監督:ジェリー・ザッカー

出演:パトリック・スウェイジ、デミ・ムーア、ウーピー・ゴールドバーグ 他

「言わずと知れた号泣必至のラブストーリー。今観てもまったく色褪せず、パトリック・スウェイジ、デミ・ムーア、ウーピー・ゴールドバーグのキャストもすべてハマリ役。命を落としたサムが、恋人モリーを危険から守るために、必死で存在を伝えようとする愛にジーン。どの恋人同士にも、2人にしか分からないこと、2人だけのルール、2人だけの想い出はあるもので、そういう一面に親密さが現れます。この映画では、モリーが『愛してる』というと、『僕も愛しているよ』ではなく『同じく』と応えるサム。恋人に愛の言葉を言われても、照れくさくて上手にその言葉に答えられない人は、ぜひこの『同じく』を使ってみて! まだ見ていない人は、2人で一緒に『ゴースト/ニューヨークの幻』を観て真似をしてみれば、恋の気分が高まるかもしれません」(新谷さん)

決め台詞:

「お別れのキスをちょうだい」

『ボディガード』(1992年公開)

監督:ミック・ジャクソン

出演:ホイットニー・ヒューストン、ケビン・コスナー、ゲイリー・ケンプ 他

「ホイットニー・ヒューストン、ケビン・コスナー共演のラブ・サスペンスの名作。ケビン・コスナー演じる元シークレットサービスのボディガード・フランクのもとにある日、人気歌手レイチェルの身辺警護の依頼が来る。やがて2人の間には愛が芽生えるが、離れ離れになってしまう…。この台詞は、互いに惹かれながらも今生の別れを決めなければならない2人の、去り際の切ないシーンで登場します。映画の中では二度と会えないという意味の別れですが、デートの終わりにこの言葉を使ってみると、いつもより新鮮な気分を味わえるかもしれません。また、遠距離恋愛中や留学や出張など、やむを得ない事情で恋人としばらくの間会えなくなるタイミングで使ってみるのもおすすめ。相手の気持ちをくすぐるかもしれません」(同)

 相手にとって忘れられない一言になるかもしれません。ここぞ、というときに意を決して使ってみてはいかがですか?

(冨手公嘉/verb)
  • twitter
  • facebook
  • line
  • はてなブックマーク

評価

ハートをクリックして評価してね

評価する

コメント

性別

0/400

comments

すべて見る >

ライター

冨手公嘉

verb

あわせて読みたい