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2015.10.18
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彼女「ねえ、話聞いてる?」彼氏「聞いてるよ」彼女「聞いてない!」…こんなふうにケンカしたことがあるカップルは多いのでは? この原因は、男性と女性の『聞く』メカニズムが根本的に違うからだそう。メンタルコーチの曽根原秀典さんにお話を伺いました。
彼女:ねえねえ、今度の休み、近くにできたイタリアンレストランに行こうよ!
彼氏:おお(そっけなくテレビを見ながら答える)
彼女:そのレストランって小さいんだけど本場のイタリアで修業してきた有名なシェフが作ったんだって!
彼氏:ふ~ん(そっけなくテレビを見ながら答える)
彼女:私イタリア料理好きだし、作れるようになりたいの! だから今度の休みに行こうよ!
彼氏:うん(そっけなくテレビを見ながら答える)
…と、次の瞬間、彼女が怒る
彼女:なんで、そうやっていつも私の話を聞かないの?
彼氏:聞いてるよ!
彼女:ぜんぜん聞いてない!
彼氏:聞いてるって!「イタリア料理の店ができて、そこのシェフは本場で修業を積んだ有名なシェフで、お前はイタリア料理が好きで、もっと作れるようになりたいんだろ!」聞いているじゃないか!
「これ、自分のことじゃん…」と思いあたった男性も多いはず。これが、いわゆるダメな例。では、曽根原さん。この会話を例にとったとき、どんな点に気をつけていれば、彼女に責められなくて済んだのでしょうか?
「この例でもわかるように、男性の応答には感情がありませんよね。女性に満足してもらうには、応答に感情を持たせることが重要です。例えば、彼女に顔を向けて『楽しみだね! ぜひ行こうよ!』などと、しっかりリアクションをとれるのがベストですね。しかし、男性にこれをやってくださいと言っても『面倒くさい』とか『できない』という人がほとんどなんです。もともとのメカニズムが違うのだから無理もありません。そういう場合は、次の3つを意識するだけでも、女性が受ける印象が違ってきます」(曽根原さん)
どんなに考えや価値観が違っていても、反論せずに受け入れること。
「へー」「なるほどー」の言葉や頷くアクションなどで、反応を示すこと。これだけで、相手は「聞いてもらっている」と感じます。
相手の言葉をおうむ返しすること。おうむ返しは、女性が話を聞いてくれていると感じるアクションです。女性は「感情の共有」を求めているので、相手が感情(うれしい、楽しい、悲しい、辛いなど)を発したときに、より効果的です。
これらができるようになると、非常に早く信頼関係を築けるそう。また、女性には「男は話を聞けない」という先入観があるので、話を聞く技術を磨いておけば、それだけで「ほかの男性と違う!」というモテ要素にもなるそうです!
「話、聞いてる?」と言われがちな男性諸君は、ときにリアクションを大きく、感情の交流をするつもりで話を聞くようにしてみてはいかがでしょう? もしかしたら、彼女が少〜しだけ、やさしくなるかもしれませんよ。
(船山壮太/verb)初出 2012/12/7
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