「組む・ねじる・束ねる」はテッパン!?

男性がグッとくる女性の仕草は？

　電車の中で、目の前に座っている女性が脚を組んだ仕草にドキッ！ いやらしいと言われたら返す言葉がありませんが、女性のふとした仕草に男性はつい目を奪われてしまうもの。なんとも思っていない女性でも、それをきっかけに気になる存在に発展したり…。これって、女性からしてみたら気になる男性にアピールする武器になるかも!?　では、男性が思わずグッときてしまう女性の仕草とはどんなものなのでしょうか？ さっそく調査してみました！

Q.グッとくる女性の仕草は？

（20歳から25歳の男性20人に調査）

「脚を組む仕草はワイルドでかっこいい！ 」（M・Kさん/会社員）

「きれいな脚をした人が、脚を組む仕草をするとつい見とれてしまいます」（T・Hさん/会社員）

「髪を束ねる仕草は、いつものスタイルと違う姿をしているということにドキッとします」（K・Oさん/フリーター）

「うなじが見えるとセクシー。ゴムを口に加えて髪を束ねるポーズに萌えます」（S・Fさん/会社員）

「落ちたモノを拾うときにする体をよじる姿を見ると、ボディラインが見えて気になってしまいます」（M・Fさん/大学生）

「Tシャツの裾を引っ張る仕草は、女の子らしくてかわいいと思います」（M・Hさん/販売員）

「そんなことにグッとくるの!? 」という女性の声が聞こえてきそうなほど、定番で単純なものかもしれませんがこれが男のリアル。どうして男性はこういった仕草に弱いのでしょうか？ 男女の恋愛心理に詳しい、恋愛コンサルタントの木村隆志さんに分析してもらいました。

「全体に共通して言えるのは、“女性”を意識させる仕草ということです。脚を組む仕草は、女性ならではの細い脚や体の曲線が強調されます。髪を束ねる仕草も男性ができない行為。こういった仕草に男性は女性を感じてしまいます。すると、脳内で『この子とエッチしたら』と妄想が加速し、相手のことが気になってしまうのです。体をよじった仕草やTシャツの裾を引っ張るというのも、同じことが言えますね」（恋愛コンサルタント・木村隆志さん）

　うーむ、女性ならではの仕草が男性の本能をくすぐるということなんですね。でもこの仕草を気になる男性の前で行うだけで、誰でも簡単に相手の気を引かせることができるのでしょうか？

「これらの仕草はどんな女性がやっても効果がある訳ではありません。その人の持つ声・言葉・髪型・服装などから感じる雰囲気にフィットした仕草でなければ、男性に響かず素通りされてしまいます。心理学などで、左手で右の耳にかかった髪を書き上げるとか、左側に落としたものを右手で拾うと男性ウケが良いとする『クロスの法則』と呼ばれるものがありますが、すべての女性に有効という訳ではありません。その仕草と女性の雰囲気が合ってはじめて意味があるのです」（同）

　でも、自分にフィットした仕草を見つけるのって難しそうな…。どうすればわかるもの？

「例えば脚を組み替える仕草が魅力的に映るのは、ボーイッシュな女性やパンツスタイルの女性より、セクシー系の女性や脚が細くてきれいな女性。髪を束ねる仕草は、清潔感のある女性や癒し系の女性がやってこそです。ケバケバしい女性やがさつな女性が髪を束ねても、男性は何も感じません。年齢を問わず、男性が好きなのは少女性のある仕草。例えば、無邪気な笑顔や足をつまずかせた瞬間など、大人の女性がたまに見せる無垢な仕草やスキのある仕草は、意外性があって男性をグッとさせます」（同）

　“スキ”や“ギャップ”がある女性はモテるってよく言いますもんね。まずは自分のチャームポイントを見つけて、それが活きるような仕草を研究してみるといいかもしれません。しかし、故意にグッとさせようとするにはちょっと注意が必要だとか。

「例えば女性が『セクシーな仕草で攻めよう』と思って、実際に行動に移してみても引かれてしまうか、遊びの対象にされるだけ。露出が多い服を着ているとかえって色気がなくなるように、仕草も下手にアピールしない方がベター。女性らしい立ち振る舞いさえできていれば男性は自然とグッとくるものなんですよ」（同）

　確かにわざとらしく胸の谷間とか見せられたら、ちょっと引いてしまうかも…。女性読者のみなさん！ 男性をグッとさせたいときは、“さりげなく自然”な女性アピールを心がけてみてくださいね。

(冨手公嘉/verb)