ヒトメボ

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サイコロの形をしたパッケージでおなじみの『サイコロキャラメル』。子どものころに食べたという人も多いでしょう。この『サイコロキャラメル』ですが、現在は「北海道限定販売」となっています。今回は、『サイコロキャラメル』の開発経緯や北海道限定になった経緯などを、製造・販売元の道南食品株式会社に取材してみました。

「サイコロ遊びができるキャラメル」がコンセプト

――『サイコロキャラメル』はいつ誕生したものなのでしょうか?

『サイコロキャラメル』は、明治製菓株式会社(現:株式会社明治)より、1927年(昭和2年)10月9日に発売になりました。

――そんなに前からあるものなのですね!

当時は、お菓子といえばチョコレートよりもキャラメルが主役の時代で、子どもたちに向けて「サイコロ遊びができるキャラメル」として発売されたようです。当初より立方体の箱のパッケージで、サイコロの目のデザインも現在のものとおおむね変わらないものでした。このパッケ−ジが人気となり、「パッケージ目当てで購入してもらえる商品」の先駆けになったそうです。

――『サイコロキャラメル』が道南食品さんだけで生産されるようになった経緯は?

少子化などの影響で国内のキャラメル市場が縮小する中、『サイコロキャラメル』の販売も縮小し、2016年3月に株式会社明治としての製造・販売は終了しました。しかし、北海道では本州よりもキャラメルになじみがあると当社では考えていたため、株式会社明治よりサイコロキャラメルの製造、販売に関するライセンスを取得。2016年6月に『北海道サイコロキャラメル』としてリニューアル発売することになりました。その際、土産物店などでキャラメルの取り扱いが多かったことから、土産物店や空港などを中心に販売することといたしました。

――北海道ブランドになったことで変わったことや新たに取り組まれたことはありますか?

北海道ブランドになったことで、富良野メロン果汁パウダーを使った『富良野メロンサイコロキャラメル』など新たなラインアップを追加しました。また、北海道産の牛乳パウダーを使用し、北海道の179の市町村名をパッケージにした『北海道179市町村サイコロキャラメル』も発売しています。ほかにも、「サイコロキャラメル90周年記念」として、サイコロを振って函館を観光する「函館サイコロの旅」のキャンペーンを実施しました。

※「函館サイコロの旅」のキャンペーンはHPで見られます

http://www.dounan.co.jp/event/hakodatesaicoro/

富良野メロンサイコロキャラメル

北海道179市町村サイコロキャラメル

「サイコロキャラメルの日」が誕生

――現在は北海道限定となった『サイコロキャラメル』ですが、北海道以外の人が購入するにはどうすればいいでしょうか?

北海道にお越しいただいた際に土産物店で購入いただくほかは、全国各地で行われる北海道物産展に出店しておりますので、そこでお買い求めいただきたいと思います。また、足を運んでいただくのが難しい方は、当社の通信販売でも一部商品を購入することができますよ。

――今後の展望を教えてください

2017年で『サイコロキャラメル』が発売されて90周年となりました。また、『サイコロキャラメル』が発売された10月9日を日本記念日協会様から「サイコロキャラメルの日」と認定していただくなど、さまざまな取り組みを行ってきました。今後は100周年に向けて、楽しくておいしい、いろいろな『サイコロキャラメル』をご提供していきたいと思います。

――ありがとうございました。

『サイコロキャラメル』は現在、上記のような経緯で道南食品さんがライセンスを引き継ぎ、北海道限定商品として販売しているのです。北海道以外の地域の人だと、「知らなかった」という人もいるかもしれませんね。北海道に足を運んだ際は現地で、難しい場合は通信販売などを利用して、ぜひ懐かしいパッケージと味を堪能してみてはいかがでしょうか。

取材協力:道南食品株式会社

http://www.dounan.co.jp/

(中田ボンベ@dcp)
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中田ボンベ@dcp

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