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2019.05.01
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2019.05.01
『ビックリマンチョコ』全盛期だった1980年代後半は、似たようなおまけシールが幾つも登場しました。その中でもビックリマンに次ぐ人気を誇ったのがベルフーズ(現:クラシエフーズ)の『ガムラツイスト』です。ビックリマンに次ぐ勢力だったガムラツイスト派は、当時どんなことを思っていたのでしょうか? ヒトメボ読者に聞いてみました。
「シールが二重になっていて、めくるとキラシールが出てくるのがすごかった。後から似た構造のシールが増えたけど、ガムラツイストが先駆けだと思う。一度めくると小学生では元通りに戻せなくて、めくるんじゃなかったと後悔した」(静岡県・38歳男性)
一見ノーマルなシールのように見えますが、実は二重・三重になっており、キラカードが隠れている、というのがガムラツイストの魅力でした。当時は、どのシールが多重構造になっているレアカードなのか明らかにされていませんでした。そのため、とりあえず出てきたカードはめくりましたよね。
「二重になっているビックリマンシールが出たときは、ガムラツイストのパクりだと思いました。ただ、ビックリマンの二重シールは1枚目も2枚目もキラだったのでそれは格好良かった」(栃木県・35歳男性)
後にビックリマンなどでも多重構造のシールが登場しました。ガムラツイスト派の多くが「まねをした!」と思ったことでしょう。
「ビックリマン派に対抗心を抱いていて、ビックリマンの漫画が載っている『コロコロ』は買わずに、ガムラツイストの漫画が連載されている『ボンボン』を買っていた」(東京都・39歳男性)
当時、『コミックボンボン』にはガムラツイストの漫画が連載されていました。そのため、「コロコロよりもボンボン」というガムラツイスト派の子どもがいましたね。コロコロとボンボンはライバル関係でしたから、ビックリマンとガムラツイストの関係と重なっていたのかもしれません。
「他のシール付き菓子はチョコが多かったけど、ガムラツイストはしょうゆ味のラーメンスナック。お湯を入れて本物のラーメンみたいにして食べるとおいしかった。後でいろんな味が出て、私はエビチリ味が好きでした」(東京都・36歳男性)
『ベビースターラーメン』を棒状に固めたようなスナック菓子でした。エビチリ味やチリ味のほか、チョコチップの入った甘い味もありましたね。お湯を入れすぎて味が薄くなることも……。
「ガムラツイストのイチゴ味のガムは甘すぎた。臭いもきつくて、友達に『ガムラツイストのガムをかんでるだろ』とすぐにばれるほどでした」(大分県・38歳男性)
『必殺!ガムラツイスト』はイチゴ味のガムとシールがセットになっていました。確かに筆者もイチゴの臭いが強かったのを覚えています。シールは集めたいけど味が苦手……という人もいましたね。
「最初はレスラー同士の抗争を描いたストーリーだったのに、いつの間にか舞台を宇宙に移し、レスラーの抗争と関係ない展開になっていた。当時は特に大きな疑問は抱かなかったけど、今振り返ると謎です」(北海道・36歳男性)
『ラーメンばあ』と『必殺!ガムラツイスト』は、途中から別々のストーリーを展開していました。宇宙に行くのは後者ですね。両方買える子どもは少なかったですから、同じガムラツイストでも、どちらを買っていたかで覚えているストーリーが異なるかもしれませんね。
アニメ、漫画になるなど、ビックリマンに負けない人気を獲得したガムラツイストですから、ビックリマンに対抗心を燃やしていた子どもも少なくありませんでしたね。同じようにガムラツイスト派だった人は、当時どのようなことを思っていましたか?
画像提供:シール買い取り・販売『ロココ』
(中田ボンベ@dcp)
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