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2019.04.26
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2019.04.26
『こちら葛飾区亀有公園前派出所』は、ミリタリー、ホビー、カルチャーなどあらゆるジャンルのマニアックな情報が盛りだくさんの漫画でした。特に車に関する豆知識は豊富で、こち亀を読んでいろんな車の知識を得たという人も多いでしょう。そこで今回は、「『こち亀』で身に付けた車の知識」をヒトメボ読者に聞いてみました。
「F40は最初は台数限定だったのに、オーダーが多くて量産車並みの台数になったと両さんが言っていた。他にも日本では2億以上で取り引きされたとか、F40に関するいろんな豆知識をこち亀で身に付けた」(千葉県・38歳男性)
中川さんの愛車として中期のこち亀に数多く登場しましたし、F40がメインのエピソードも多かったですよね。「白のF40は貴重」「F40は走る不動産」などいろんな豆知識を得たものです。
「両さんがイセッタマニアのところに行くエピソードで、メッサーシュミットはバックギアがない代わりにエンジンを逆回転させてバックするのを知った。こうしたマニアックすぎる知識が多いのもこち亀の面白いところだった」(大分県・43歳男性)
メッサーシュミットKR200自体もマニアックな車ですが、バックする際にエンジンを逆回転させるというのはさらにマニアックな情報ですよね。ちなみに、この話に登場したイセッタマニアの名前は伊勢田(いせた)でした。
「どのエピソードか忘れたけど、両さんがN360とN600の見た目が同じだから、N360のエンブレムをN600に付けて税金を誤魔化していたという話。役には立たないんだけどなぜか覚えています」(東京都・46歳男性)
このエピソードでは、改造したN600で勝鬨橋を飛び越えようとして隅田川に落下する、というインパクトのある昔話も飛び出しましたね。
「江崎教授がパリから空輸してきた車を披露するエピソードに、パナールというメーカーの車が出てきた。そこで、シトロエンに吸収されたとか、車の造りが悪かったとか、パナールに関するいろんな豆知識が登場したのが面白かった」(大阪府・39歳男性)
江崎教授が買った車を『フランス野郎の店 セシボン』というお店でお披露目する話でした。あまりにもマニアックな車だったために中川さんも困惑していましたね。ちなみにパナールは実在するメーカーで、買収や売却など紆余曲折を経て現在は軍用車両を製造しています。
「『マクラーレンF1』という車の運転席は中央にある、という豆知識。運転席の両側に助手席が付いている独特なデザインで、子どもながらに『かっこいい!』と思ったけど、大人になった今は『運転しにくそう』だと感じます」(埼玉県・40歳男性)
こちらも江崎教授が登場したエピソード。中川さんと麗子さんの運転する2台のマクラーレンF1に、江崎教授のマクラーレンF1が追突(多重衝突)しました。最終的に3台とも江崎教授によって壊されてしまいましたね。
「大原部長が車を新調する話で、昔の車に三角窓というものが付いていたのを知りました。父にその話をしたら『昔はそうだったなぁ』と盛り上がりました」(東京都・37歳男性)
三角窓にカセットデッキにウインドーハンドルなど、昔の車を知っている人にとっては感涙のエピソードでした。このエピソードに登場した部長モデルの「OSSAN プレジデンスケ」が実際に発売されたら売れるかもしれませんね。
「中川の車を見たカーマニアが『ケーニッヒはフェラーリを得意とするチューナー』と言っていたこと。ケーニッヒとかチューナーが何なのか分からなかったけど、友だちに『ケーニッヒは〜』と得意げに披露していた。今思うと恥ずかしい」(大阪府・37歳男性)
中川さんのカウンタックに、「ケーニッヒ」の名前が入っていたのを見たカーマニア2人の会話で登場した豆知識。ケーニッヒはドイツのチューニングメーカーで、当時はフェラーリのチューニングを主に行っており、ランボルギーニのチューニングは珍しかったのです。
「ボルボさんがジープの代車で乗ってきたシュビムワーゲンが水陸両用ということや、フォードも水陸両用車を作っていたことなどを知った。『海も行けるなんてすごい!』と憧れた」(石川県・38歳男性)
大雨でF40が浸水して止まり、両さんが中川さんに「今度はシュビムワーゲンに乗ってこい」と言ったこともありました。当時は秋本先生の中でシュビムワーゲンがブームだったのかもしれませんね。
マニアックすぎてまず日常生活を送る上で役立つことはないですが、こうしたマニアックな知識が得られるのがこち亀の魅力でもありました。不定期でもいいですから、またこうしたマニアックな知識が詰まった話を描いてほしいものですね。
(中田ボンベ@dcp)
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