0
0.0(0人が評価)
2019.04.25
0
0.0(0人が評価)
2019.04.25
1980年代後半は、『ビックリマン』ブームの影響でさまざまなおまけシール付きのお菓子が登場しました。その中で短命ながらコアな人気を獲得したのがベルフーズ(現:クラシエフーズ)の『タイムスリップバトル』です。今回は、タイムスリップバトル派だったというヒトメボ読者に、当時どんなことを思っていたのかを聞いてみました。
「タイムスリップバトルのシールで三重なのがすごかった。当時はガムラツイストにもトリプルのカードがあったけど、こっちの方が出やすかった気がする。当時はヘラクロスとドラゴン・アイを持っていたけどどこにやったのか分からない……」(大阪府・38歳男性)
タイムスリップバトルは、同じメーカーの先輩でもる『ガムラツイスト』の流れをくんだ多重構造がウリのシールでした。特に三重構造になっている「トリプルシール」は人気で、マイナーなタイトルながらも、持っていれば注目されたものです。
「1枚目は何の変哲もないタマゴのイラストなのに、めくると超格好いい恐竜のキラシールになっているなど、タイムスリップバトルのシールはギャップがすごい。普通のノーマルシールっぽいのに実はトリプルレアといったこともあって楽しめました」(千葉県・39歳男性)
レアシールでも、一枚目は何の変哲もないイラストだったりしました。このギャップがタイムスリップバトルのシールの魅力でしょう。ちなみに1枚目がタマゴのイラストなのは『牙羅破護守(ガラハゴス)』。第2弾のトリプルレアです。
「『魅神子など、ビッ○リマンシリーズになんとなく似ているキャラが多くて、子どもながらに『あらら〜?』と思った。ただ細かい部分までしっかりデザインされていたので、シール自体は当時でも屈指のデキだったと思う」(埼玉県・37歳男性)
確かになんとなくですが、ビッ○リマンのキャラクターに似た雰囲気のキャラクターが描かれていましたね。もしかしたら、ある程度「寄せていく」スタイルで開発されたのかもしれません。
「とにかくだじゃれのネーミングがすごかった。『マリン婆』とか『アンモ騎士(ナイト)」とか、よくこんなにだじゃれの名前が思い付くものだと感心した。第3弾で終わってしまったけど、もしかしたら名前が思い付かなくなったからじゃないかと勝手に思っている」(福井県・41歳男性)
「ザ・ヒートD(ヒトデ)」「カメハメ葉」なんてのもありましたね。最終の第3弾になると、片仮名言葉に漢字の当て字をするシンプルなものが増えたので、ネタが尽きた可能性もゼロではないかも!?
「何味か忘れたけど、薬の錠剤のような見た目のお菓子で、妙に食べにくかった。CMで水かお湯にとかしていたので同じようにしてみたけど、うまくとけずデロデロになったのを覚えています」(東京都・40歳男性)
タイムスリップバトルは錠剤型のお菓子で、味は「ココア味」でした。ココア味といってもちょっとくせのあるもので、子どもはあまり好きでなかったかもしれません。「とかしておいしい!」とCMでうたっていましたが、とかしても味は同じでしたね。
「けっこう好きで集めていたけど、第3弾から先は発売されなくて驚いた。当時は今のようにネットで情報収集できる時代ではなかったので、しばらくして終わったことを知りました。他のシール付きお菓子よりも終わるのが早かったんじゃないかな?」(山形県・41歳男性)
『タイムスリップバトル』は第3弾まで全74種類のラインアップで終了しました。シール自体のデキは悪くなかったですから、早々に終わるとは思いもしませんでしたね。
タイムスリップバトルは当時人気だったビックリマンやガムラツイストよりもマイナーなので、今回の記事で初めて存在を知ったという人もいるかもしれませんね。一部のレアシールは高額で取り引きされているので、当時タイムスリップバトル派で、今もシールが手元にあるという人は、一度どのくらいの値段になるか調べてみてはいかがですか?
画像提供:シール買い取り・販売『ロココ』
(中田ボンベ@dcp)
0comments