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2019.03.21
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2019.03.21
おいしいものを紹介する食レポは、どの局、どの情報番組でも人気です。しかし、食レポを見ていると「褒めるフレーズ」には毎回耳にする定番のものがあるような気がしますよね。「食レポでよく耳にするフレーズ」についてヒトメボ読者に聞いてみました。
「甘みがある、甘味が感じられるなど『甘い』という言葉が多く使われているような気がする。甘いはなぜ褒め言葉になっているんでしょうか」(東京都・33歳女性)
「トンカツなどの揚げ物でも甘味があるなんて言う。『脂が甘い』とか言いますよね。『甘い』はよく耳にするフレーズだと思う」(東京都・30歳男性)
「うまい」は「甘い」からきた言葉であるともいわれますし、「甘い」は食レポに使いやすい褒め言葉の一つになっているのかもしれませんね。
「『やさしい味』っていう表現をよく聞くけど、具体的にどんな味なのかよく分からない」(東京都・29歳女性)
「よく聞くフレーズですが、『やさしい味』というのは家庭的という意味でしょうか」(埼玉県・35歳男性)
確かに「やさしい味」という表現も食レポではよく使われますね。肯定的に取れる場合もありますが、「味の輪郭がぼけている」「薄味すぎてとらえどころがない」「パンチがない」など、否定的な印象を感じることも。
「口に入れると溶けてしまう、というフレーズはもう聞き飽きた」(東京都・33歳男性)
「『口に入れた瞬間に溶けてしまう』はよく聞きます。本当かなって思います」(東京都・30歳女性)
脂の多い食材に使われがちなフレーズです。上質なものですと、本当に口の中で溶けたように感じるそうですが……。
「『とってもジューシーな肉汁』など、『ジューシー』と『肉汁』という言葉はよくセットで聞くと思う」(東京都・35歳男性)
「『強火でジューシーな肉汁を封じ込めているんですね』とか、ジューシーな肉汁という言葉がよく登場する」(埼玉県・33歳女性)
確かに「ジューシーな肉汁」はよく聞く言葉です。単語の響きからして食欲をそそられますから、食レポに使うにはぴったりなのでしょう。
「味に深みがある、とかよく言うと思う」(千葉県・31歳女性)
何をもって「深みがある」としているのかは微妙なところですが、「コクがある」などといった表現と同じく、複雑な旨みを簡潔に表す言葉なのかもしれません。
「『フレーバー』はよく聞く。雰囲気で使われている感じもするけど」(東京都・33歳男性)
フレーバーは「風味」や「香味」といった意味なので、香りの表現に使いやすく、食レポでよく耳にしますね。
味を言語化するのは大変に難しい、といわれます。味をほかの味で例えるというのもおかしな話ですし、おいしいものの味をうまく言語化して、視聴者に分かりやすく伝えるというのも一つの才能なのでしょう。あなたは、「食レポでよく聞くフレーズ」といえば、どんな表現を挙げますか?
(柏ケミカル@dcp)
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