ヒトメボ

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ファミコン時代のOPデモ映像はシンプルなプレイデモがほとんどでしたが、容量が大きくなったスーファミのソフトでは、ドラマや映画のように凝った演出のOPデモが流れるようになりました。今回は「ドラマっぽい演出が印象的だったスーファミゲーのOPデモ映像」についてヒトメボ読者に聞いてみました。

『テイルズ オブ ファンタジア』

「テイルズオブファンタジアのOPで歌が流れるのは当時衝撃的だった。スタッフクレジットが入るのもドラマや映画のOPっぽくて良かった」(千葉県・38歳男性)

「TOPはスーファミのゲームなのにボーカル入りの曲が流れて、しかもいい曲。『この世に悪があるとすれば〜』のボイスからの流れも最高でした」(東京都・36歳男性)

当時は容量の問題でボーカル入りの曲を使うのが難しいとされていました。そんな中、OPにボーカル入りの曲を使用した本作は大きな話題となりました。アニメーションムービーが追加されたPS版よりスーファミ版が好きだという人も多いですよね。

『クロノ・トリガー』

「タイトル画面で振り子が止まった後、メインテーマが流れてデモ映像に入るのが好きで、クロノ・トリガーのOPは何度も見てしまった。シーンのつなぎもドラマのOPっぽくて格好良かったです」(大分県・41歳男性)

「クロノトリガーはメインテーマも最高だし、作中のさまざまなイベントシーンが織り交ぜられていたのも良かった。発売前にこのデモ映像を店頭で見て絶対に買うと決めた」(大阪府・36歳男性)

イベントシーンから画面が暗転し、スタッフクレジットが入る演出は映画のようでした。回答にあるようにイベントシーンが織り交ぜられているのも特徴で、筆者は「ドラゴン戦車へのとどめのシーン」や「ジャンクドラガーへのアイスソード」のシーンが好きでしたね。

『ドラゴンクエストVI 幻の大地』

「ドラクエ6は『主人公たちがムドーの城に乗り込むシーン』がOPデモになっていて、雷雲バックのムドー城は格好良かった」(東京都・35歳男性)

「ドラクエ6のOPのドラゴンにまたがって城に乗り込むシーンは映画みたいな流れで、当時小学生だったけど興奮した」(神奈川県・34歳男性)

「主人公たちがムドー城に乗り込む」というプロローグがOPデモとしても流れました。ただ、ゲームスタート時も同じシーンから始まるので、子どもながらに「またこれか」と思う人もいたかもしれません。

『タクティクスオウガ』

「『QUEST PRESENTS』のクレジットからの吹雪のシーンは、本物の映画みたいで印象的だった。当時小学生だったけど、タクティクスのOPは今でも覚えている名OPだと思う」(愛知県・33歳男性)

「『タクティクスオウガ』のOPデモ。ドット絵であそこまでドラマチックに表現したのはすごい」(東京都・36歳男性)

ゲームが始まる以前に起きた出来事を描いたOPデモでした。せりふなどは一切ありませんが、戦乱に巻き込まれる小国の模様や主人公の悲劇的な過去を知ることができる、ドラマチックな内容でしたね。

『ファイナルファンタジーV』

「透けたタイトルロゴから、草原を走るバッツとボコが覗いて見えるFF5のOPが好きだった。シンプルだけど海外映画のようで印象的でした」(京都府・37歳男性)

「FF5は、ボコに乗ったバッツが草原を走っていて、そこからゲームのOPにつながる流れがドラマチックで良かった」(埼玉県・41歳男性)

シンプルなのにスタイリッシュに感じるOPデモでしたね。大冒険の始まりを予感させる明るいテーマ曲も、デモを盛り上げるのに一役買っていました。タイトルが画面手前に移動するように消えて画面が暗転する演出も、印象深かったものです。

OPデモは、プレイヤーを物語に引き込んだり、ゲームをプレイしたいと思わせたりするために大事なもの。プレイヤーに興味を抱いてもらうため、限られた容量の中で演出に様々な工夫を凝らすソフトも多かったようです。最近のソフトに比べると使える技術は少なくても、当時OPデモを目にしたときのあのワクワク感は、何にも代え難いものでしたね。

(中田ボンベ@dcp)
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中田ボンベ@dcp

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